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瑛太 「試されている感覚に身が引き締まる」

CULTURE
今年は映画『64-ロクヨン-』(前編/後編)や『殿、利息でござる!』など、作品ごとに重要な役所を演じてきた瑛太。12月23日公開の最新出演作『土竜の唄 香港狂騒曲』では生田斗真演じる主人公・菊川玲二と対峙するクールなエリート警官の兜真矢を演じている。そんな瑛太に、三池監督作品における現場の楽しさ、さらには“人間観察すると面白い”という「ある場所」についても語ってもらった。
Profile
瑛太
1982年生まれ、東京都出身。2001年ドラマ『さよなら、小津先生』で俳優デビューし、2003年ドラマ『WATER BOYS』で一躍脚光を浴びる。近年の出演作は映画『まほろ駅前狂騒曲』『64-ロクヨン-』(前編/後編)『殿、利息でござる!』、ドラマ『若者たち2014』『最高の離婚』、舞台NODA・MAP『逆鱗』大パルコ人『サンバイザー兄弟』など。来年2017年春公開予定の『リングサイドストーリー』に主演するほか、同年秋公開予定の『光』に出演する。

自分から瞬発的に出てくる芝居を大切にする

生田斗真演じる交番勤務のダメ巡査・菊川玲二が犯罪組織への潜入捜査官すなわち“モグラ”になることを任命され、暴力団に潜り込み何度も死にかけながら身分がバレることなく生き抜き、堤真一演じる日浦匡也に気に入られ、兄弟の契りを交わした一作目『土竜の唄 潜入捜査官REIJI』。第二弾となる『土竜の唄 香港狂騒曲』では、極道の世界にさらに深く潜っていく玲二と“警察官とヤクザの癒着撲滅”を目指すエリート警察官・兜との対決が描かれており、生田と瑛太の正義をかけた壮絶なアクションバトルが今作の大きな見所となっている。そんなアクションシーンについてこう語った。
「三池(崇史)監督とはアクションについてのディスカッションを事前にさせていただきましたが、実際現場に入ってみて斗真演じる玲二がどういう反応をしてくるかで色々と変わってくるんです。斗真のお芝居は台本には書かれていない想像を超えてくるものばかりで。おかげで僕も“お芝居の中での遊び”みたいなことができたので楽しかったです。後半の玲二と兜の決闘シーンは“普通のアクションじゃないほうが面白いのでは”と思ったので、兜が卑怯な手を使ったり武器を使ったりすることを提案させて頂きました」
他にも提案したことはあるか聞いてみると“兜がテキーラかなんかをラッパ飲みして、酔拳で玲二と戦うのはどうですか?と提案してみたんですけど、サラッと流されてしまいました(笑)”とそんなくだけた話もできる撮影現場だったことを明かし、5年前に三池監督の『一命』に参加して以来、良い関係を作り上げていることが伺える。三池監督のことを瑛太はどんな風に思っているのだろうか。
「三池監督はキャストもスタッフも全員が監督に絶対についていこうと思えるような、カリスマ性を持っているんですよね。そういう現場は戸惑いがなく、演じやすいです。撮っている時は監督が瞬発的に決めていくこともあるので、演じる側としては“これで大丈夫なのかな?”と多少戸惑う部分もあるんですけど、なにより三池監督の現場はとにかく楽しいんです。冒頭のシーンを撮ってからは、本番で瞬発的に自分から出てくる芝居をしようと心がけるようになりました。ある意味、三池監督に試されているような感覚があって。“演じたあなたに責任はありますよ”と言われている気がして身が引き締まるというか。もちろん不安もありますけど、僕の中では最後の玲二と兜との決闘のところで全力の芝居ができるように持っていけたらいいのかなと思いながら演じていました」

どれだけ芝居が好きなのか伝わってくる

清廉潔白のエリート警察官である兜という役に関して“大きなネタバレになるので多くは語れない”という瑛太。そんな中でも“エリート警察官ということを軸にして、菊川玲二に対しての憤りを表現していけたらいいなと思いながら演じていました”と明かし、同世代である生田斗真についてもこんな風に語った。
「斗真からはどれだけお芝居が大好きかというのが伝わってくるんです。それに人に希望を与えることができる方なので一緒にいても楽しいですし、主演としての責任感を持って現場を盛り上げてくれる。ダメなところが見当たらなくて…ほんと素晴らしい俳優さんだと思います」

瑛太 「試されている感覚に身が引き締まる」

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