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堤真一「モチベーションより平常心を保つことが難しい」

CULTURE
昨年は映画『海賊とよばれた男』や『土竜の唄 香港狂騒曲』など話題の作品に出演し、現在放送中のドラマ『スーパーサラリーマン左江内氏』(日本テレビ系)で主演を務めるなど長年に渡りシリアスからコメディまで幅広い役柄を演じてきた堤真一。最新出演作の映画『本能寺ホテル』で演じた戦国時代を代表する武将・織田信長に対する思いや夏の京都で行われたという今作のロケ撮影時の話、さらに過去の苦い経験などを語ってくれた。
Profile
堤真一
1964年生まれ、兵庫県出身。舞台をはじめ、テレビドラマ・映画とジャンル問わず活躍しており、2005年『フライ、ダディ、フライ』、『ALWAYS三丁目の夕日』などで第29回日本アカデミー賞最優秀助演男優賞他を受賞。2008年『クライマーズ・ハイ』、『容疑者Xの献身』などで第33回報知映画賞最優秀主演男優賞他を受賞。現在放送中の日本テレビ新土曜ドラマ『スーパーサラリーマン左江内氏』に主演している。

脚本の“信長像”を大切に演じた

現代に生きる女性・倉本繭子(綾瀬はるか)は、ふとしたきっかけで京都の路地裏に佇むレトロな宿“本能寺ホテル”に宿泊することに。なんとそこは戦国時代に繋がる不思議なホテルで、繭子は1582年の“本能寺の変”が起きる前日にタイムスリップしてしまう。堤が演じるのは、未来からきた繭子に戸惑いつつも交流を深めていく織田信長だ。
「今作ではそういう流れになっていますが、実際に400年後からタイムスリップしてきた女性に会ったらそりゃおったまげますよ(笑)。僕がもし戦国時代に行ったとしたら“お前は何者だ?”と根掘り葉掘り聞かれると思います。でも僕が演じた信長は、今まで見たこともなかった写真を見て、そこには見たことのない未来が写っていて、なおかつそれを受け入れるんですよね。それは外国の文化や品物、キリスト教を取り入れていた彼の人間性ありきで、そういった姿を元に今作の脚本は書かれたと聞きました。クランクイン前に信長について調べたりもしたのですが、“こう演じよう”というよりは脚本に書かれている信長の人物像を大事に演じるようにしました」

単純に信長を“凄い人だ”と心から思った

役作りとして織田信長についてどのような人物か、調べたという堤。調べていく中で気づいたことがあったのだと語ってくれた。
「自分を裏切った人間に対してもう一度チャンスを与えたり、非情と言われ天下統一しようとしていた人物の割にはゆるい部分もあったことが調べていくうちにわかったんです。そもそも武将というのは戦に表立っては行かないはずなのに、信長は先頭きって行っていたと言われていますよね。戦国時代を生きる中で天下統一という思いを持っていて、単純に凄い人だなと心から思えたというか。今作で描かれている信長は本物の信長そのものということではないかもしれませんが、決して遠くないんじゃないかなと思います」

堤真一 「モチベーションより平常心を保つことが難しい」

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