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(更新: ORICON NEWS

趣味特集:『カメラと一緒の生活を、はじめよう。』

Topics
◆“ひとつのテーマを撮り続ける”という楽しみ方
 『構造美×カメラ』 ―齋藤 浩(P1.)
 『笑顔×カメラ』 ― かとう ゆういち(P2.)
◆押さえておきたい、カメラ選びの基本のキ(P3.)

“ひとつのテーマを撮り続ける”という楽しみ方

『笑顔×カメラ
― 笑顔写真家・かとう ゆういち
見た人みんなが笑顔になる“こどもたちの満面の笑み”を撮り続けたい
大学生の頃、旅しているときに双子の子どもと出会ったのが“笑顔写真”を撮り続けるきっかけになったという。「きゃっきゃとはしゃぐ声が響いていて、それがとても楽しそうで。お母さんに許可をもらって、こどもたちと遊びながら写真を撮らせてもらいました」。シャッターを押した瞬間、「なんて最高の笑顔なんだろう!」と衝撃を受けたそう。これが、かとうさんの感性に引っかかったモノ。「この写真を見た人は、みんな笑顔になっちゃうだろうな」と思い、人と人を笑顔でつなぐ写真を撮り続けている。
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日常×カメラ=家族の笑顔をたくさんくれる
日常にカメラが加わったことで得たもの。それは、家族のたくさんの笑顔だという。「カメラは家族との最高のコミュニケーションツール。撮り手が楽しい気持ちで撮影すると、相手もそれに応えてくれます。大切な人の笑顔をいろいろなシーンで撮る、これはハマりますよ」と語るかとうさん。カメラを持てば、キッチン、リビング、いつもの散歩道、生活する場所すべてがスポットライトの当たる舞台になる。
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“相手を笑顔にする”試行錯誤が楽しい
相手の嬉しい気持ちを引き出しながら撮影するというのは、簡単なようでなかなか難しい。「どうしたら相手が笑顔になってくれるかな? と考えながら撮るので、発想も柔軟になり、アイディアも豊富になりました。会話力も磨かれたと思います」。このスキルは、プライベートはもちろん、ビジネスにも役立っているという。“笑顔写真”には、そんな思わぬメリットもあるようだ。
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こだわりは単焦点レンズ。心の距離も近くなる
かとうさんの撮影ルールは、ズーム機能のない単焦点レンズのみを使うこと。「アップで撮りたければ、自分の足で近づかないといけない。その距離感がとても面白いです。“笑顔写真”は、相手の心に近づくからこそ生まれるもの。写真は鏡のように被写体との関係性を映し出すので、いい距離感も大事ですね」。ハードとソフト、両方でこだわり抜いてこそ表現できる。それがカメラの面白さなのかも。
作品のこだわり
その場の空気感を壊さないように、写真にそのまま詰め込むように、心を込めてシャッターを切る。

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兵庫県西宮市にて。たまたま出逢った子どもと3時間ぐらい一緒に遊びながら撮影。遊んでいるうちに子どもも大人も関係なくなり、“トモダチ”になれる瞬間をつくる。子どもの“嬉しい・楽しい”気持ちを引き出して撮影。

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京都市北区新大宮商店街にて。魚屋の店主と奥さまをお店の前でパシャリ。くすぐったい質問をしてみる。「ねえ、お父さん!お母さんのどんなところが好きなの?」ちょっと悩んだ後に答えてくれた。普段言われないことだから、お母さんも照れて嬉しそう。そんな瞬間を撮影。

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京都市北区の新大宮商店街、地域のお祭りにて。こどもたちが自ら創作した鳴り物を持って、商店街で遊んでいた。「うお〜!いいね、凄い楽しそうだ!」と声かけをすると、こどもたちも「凄いっしょ!?」と言いながら、自慢げに見せてくれたところを撮影。

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京都市北区の新大宮商店街にて。「よし、撮られるぞ」と八百屋の店主がこどもを連れてやって来た。じゃれ合う親子。なんとも仲良さそうな空気がとても素敵で、そのまま何も言わずにさりげなく撮影。この場の空気感を詰め込みたいという一心だった。

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香川県観音寺市にて。農家のご夫婦の元でお手伝いをした後に撮影。ここでもちょっと照れくさい質問を。「お父さん、お母さんのどんなところが好きなの?」そう聞くと、「いつもお酒をのませてくれるところかのぉ」そう答えてくれた。お母さんは「あんた、いつも飲みすぎ!」とすかさずツッコミ。だけど、なんとも嬉しそう。そんな夫婦のそのままの空気感を写真に写し出した。

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徳島県の田舎町にて。神社の境内で遊んでいる子どもたちと出会い、一緒に遊びながら撮影。こちらが笑顔を見せると、とびきりハシャいで喜ぶ男の子。遊び感覚で「どこまで近づけるかな?」と言いながら、シャッターを押してみる。「ほら、こんなにステキな笑顔!」と液晶画面で男の子に見せてあげると、大盛り上がり。その瞬間をさらにパシャリ。こんな風に心を近づけていきながら、ドアップの笑顔写真が完成。
Profile
かとう ゆういち

笑顔写真家。2009年より、全国各地の笑顔を写す「日本全国 笑顔の旅」をスタート。東日本大震災後には被災地に出向き、子どもの笑顔を収めたチャリティ写真集を出版。人々の笑顔を写す姿は、NHK『おはよう日本』など多数のメディアで特集された。現在は「えがお先生」として、親子・子ども向けのイベントで活躍中。トークショー「笑顔写真レッスン」や、家族参加型ワークショップ等は、未就学児を持つ親世代に多くの支持を得ている。
公式サイト:http://egao-no-tabi.jp/
Twitter:@egao_shashinka、Instagram:EGAOKATO

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