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(更新: ORICON NEWS

男の「夏カレー」レシピ by ホフディラン 小宮山雄飛

夏の料理といえばカレー。男が好きな料理といえばカレー。男が作る料理の代表といえばカレー。そこで、本格的なカレーを学ぶため、レシピ本「旨い!家カレー」(朝日新聞出版)を執筆するほか、業界内でもカレーマニアとして知られるホフディランの小宮山雄飛を案内人に迎えて、カレーの魅力と夏におすすめのアイデアカレーについて話を聞いた。この夏はカレーをさらにエンジョイしよう。

Topics
P1. カレーの魅力&基本のカレーの作り方
P2. 男にすすめたいアイデア夏カレー5選
P3. 好きなればこそ…!? 「カレー愛」が生んだ珍エピソード
P4. 「カレーが人生を豊かにしてくれる」
Profile
ホフディラン 小宮山雄飛
1973年、東京・原宿生まれ。ミュージシャン。1996年「ホフディラン」のボーカル&キーボードとしてデビュー。近年は子ども番組へ楽曲提供も行う。食べ歩きやカレーづくりにあくなき情熱を注いでおり、“音楽業界のグルメ番長”の異名を持つ。一年間に約200皿のカレーを作っていて、『東京カレンダー』『UOMO』などの雑誌に食のコラムを連載中、また、NHK Eテレ『やさいの時間』にもカレーの講師として出演中。

カレーにハマったきっかけ

「高校生くらいかな。高田馬場で今はなき「夢眠(ムーミン)」っていうお店のカレーを食べたのがきっかけでした。…というのも、じつは我が家はカレーが食卓に出てこない家だったんです。母は極めてナチュラル志向の人で、市販のできあいのものは使わないというポリシーでね。カレールウもしかり。でもスパイスを調合して一からカレーを作ることもできないので…。我が家ではカレーが食べられなかった。ということで、スパイスを利かせた本格的なカレーのおいしさは衝撃的で、夢中になりました。

作るようになったのは、雑誌『dancyu』の企画で、スパイスの伝道師・渡邊玲さんにカレー作りを習ったこと。スパイスから作るカレーは、これまたびっくりするくらいおいしかった! それからは、カレーは「好物」から、「趣味」、そして「ライフワーク」になったんです」

カレーの魅力は「みんなで楽しめる」こと

「ミュージシャンはカレーが好きな人が多いんです。カレー部としていくつかの団体がしのぎをけずってます(笑)。僕が所属しているのは、作家の角田光代さんやミュージシャンの方たちとやっている“カレーと日本酒の会”。故・安西水丸先生を囲むようなかたちでスタートした会です。お酒を飲むのが楽しいのと同じで、カレーも集まって食べるのが楽しいんですよね。カレーをきっかけにみんなで集まってワイワイやろうよって。そう楽しんでいる人も多いと思います。

あと、ゴスペラーズの黒沢さんは、作るほうも食べるほうもほんとに詳しい。タブラ奏者のU-zhaan(ユザーン)はインド人みたいなカレーとの関わり方をしてますね。実際に6年位インドに住んでたのかな。真心ブラザーズの倉持陽一(YO-KING)君もカレーを作り合う仲です」

日本人にとってカレーは国民食ともいえる、人気の料理。カレー部なるものが存在するのは、みんながカレーを好きな証だ。カレーはひとりでも、みんなとでも楽しめるひとつのツールでもある。

カレーの魅力は「自由であること」。アレンジは無限大!

「世の男性にぜひ知ってほしい。カレー作りはすごくシンプルで簡単です。そして、一回覚えてしまえば、あとは組み合わせを変えているだけなんです。全然違うカレー料理に見えても、多くのメニューは同じ作り方でイケます。アレンジも簡単ということですね。スタイルも自由です。カレー味の炒め物もカレーです」

小宮山は自身の経験から、市販のカレールウを使わずに、調合した「スパイス」か「カレー粉(市販品)」にこだわる。カレー粉は脂分や小麦を使って固形化したカレールウとは異なり、スパイスを独自調合したもの。カレー粉を使えば本格的なスパイスカレーをもっと気軽に、かつヘルシーに作ることができるという。
小宮山流基本のカレーの作り方

1 刻んだタマネギ、ニンニク、ショウガを炒める
2 トマト缶を入れて煮込む
3 「スパイス」か「カレー粉」を入れる
4 具を入れて煮込む

「この作り方を覚えてしまうと、あとは足し算。「4」で肉をエビにしてみようとか、もうちょっと辛くしたいからペッパー追加しようとか、香ばしくしたいからニンニクを増やそう、そんな風に自由にアレンジしてください。トマトを入れるのはインドカレーの基本。酸味、うま味がスパイスやカレー粉と合わさって味に深みが出ます。このトマトがヨーグルトになったり、コンソメスープになったり、入れないパターンもありますが、日本で作る中ではトマトが一番簡単ですよ」

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