(更新:)
ORICON NEWS
ピアニスト・清塚信也 「男は、孤独を愛してほしい」
清塚信也
5歳よりクラシックピアノの英才教育を受け、モスクワ音楽院に留学。2000年に『第1回ショパン国際ピアノコンクール in ASIA』で1位、2004年に『第1回イタリアピアノコンコルソ』で金賞、2005年に『日本ショパン協会主催ショパンピアノコンクール』で1位など、国内外のコンクールで数々の賞を受賞。人気ドラマ『のだめカンタービレ』にて主演の玉木宏演じる千秋真一役、映画『神童』では松山ケンイチ演じる「ワオ」の吹き替え演奏を担当し、脚光を浴びる。2013年には、映画『さよならドビュッシー』で岬洋介役として俳優デビュー。綾野剛主演のドラマ『コウノドリ』(TBS系)では、ピアノテーマおよび監修を手掛け自らも出演。知識とユーモアを交えた話術と繊細かつダイナミックな演奏で全国の聴衆を魅了し続け、年間100本以上の演奏活動を展開し、マルチピアニストとして活躍の幅を広げている。
◆イベント詳細はこちらから
http://www.oricon.co.jp/special/49174/
◆応募ページ
https://secure.oricon.co.jp/present/49242/
すべての音楽を愛して、バランスを取る
「言葉にまとめるのが難しいんですが、僕はすごくバランスを大事にしていきたいんですよ。行きすぎないっていうか。僕みたいなクラシック音楽を仕事にしている人は気づくと偏った考えになりがちなものです。それを、自分で自分に対してあまのじゃくになって、いつも意識的に反対側に動くようにしています。必ずこれをやる、考えるというのはなるべくなくそうとしている。いつも自然の自分を大事にしたい」
幼少の頃からクラシックピアノ一筋で、人生のすべてをピアノに捧げてきた清塚。そんな彼だからこそ感じていたことがあるという。
「クラシックはほかの音楽に対して排他的なんですよね。「クラシックこそが音楽の頂点だ」と思っている節がありまして。確かに、音楽理論、学問的には一番複雑ではあります。だからといっても、興業的には“キング”ではない。キングを決めようとしている時点でナンセンスですよね。そういう排他的なところが僕は嫌でした。