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ピアニスト・清塚信也 「男は、孤独を愛してほしい」

CULTURE
ピアニストであり、作曲家、俳優として活動する清塚信也。ドラマ『コウノドリ』(TBS)で主人公の鴻鳥サクラの別の顔、ジャズピアニスト「ベイビー」のオリジナル楽曲のプロデュースも行ったのは記憶に新しい。10月22日には「横浜音祭り」とオリコンがタッグを組んだ無料ライブイベント『oricon Sound Blowin’ in YOKOHAMA』に出演する。ピアノの音色で多くの人を癒してきた清塚信也にライブでの見どころと「体と心の癒し」「現代音楽とクラシック」、そして音楽家としての仕事観に迫った。
Profile
清塚信也
5歳よりクラシックピアノの英才教育を受け、モスクワ音楽院に留学。2000年に『第1回ショパン国際ピアノコンクール in ASIA』で1位、2004年に『第1回イタリアピアノコンコルソ』で金賞、2005年に『日本ショパン協会主催ショパンピアノコンクール』で1位など、国内外のコンクールで数々の賞を受賞。人気ドラマ『のだめカンタービレ』にて主演の玉木宏演じる千秋真一役、映画『神童』では松山ケンイチ演じる「ワオ」の吹き替え演奏を担当し、脚光を浴びる。2013年には、映画『さよならドビュッシー』で岬洋介役として俳優デビュー。綾野剛主演のドラマ『コウノドリ』(TBS系)では、ピアノテーマおよび監修を手掛け自らも出演。知識とユーモアを交えた話術と繊細かつダイナミックな演奏で全国の聴衆を魅了し続け、年間100本以上の演奏活動を展開し、マルチピアニストとして活躍の幅を広げている。
清塚信也が出演!『oricon Sound Blowin’ in YOKOHAMA』 10月22日(土)開催 500組1000名を無料招待。
◆イベント詳細はこちらから
http://www.oricon.co.jp/special/49174/ 
◆応募ページ
https://secure.oricon.co.jp/present/49242/

すべての音楽を愛して、バランスを取る

「申し訳ないですが、こだわりがない人間なんです」と開口一番謙遜する。しかし、音楽家は、こだわりがなければできない仕事なのではないか。そう問い返すと、音楽家という“仕事人”ならではのショービジネスへの考え方が“こだわりがない”の裏側に見えてきた。

「言葉にまとめるのが難しいんですが、僕はすごくバランスを大事にしていきたいんですよ。行きすぎないっていうか。僕みたいなクラシック音楽を仕事にしている人は気づくと偏った考えになりがちなものです。それを、自分で自分に対してあまのじゃくになって、いつも意識的に反対側に動くようにしています。必ずこれをやる、考えるというのはなるべくなくそうとしている。いつも自然の自分を大事にしたい」

幼少の頃からクラシックピアノ一筋で、人生のすべてをピアノに捧げてきた清塚。そんな彼だからこそ感じていたことがあるという。

「クラシックはほかの音楽に対して排他的なんですよね。「クラシックこそが音楽の頂点だ」と思っている節がありまして。確かに、音楽理論、学問的には一番複雑ではあります。だからといっても、興業的には“キング”ではない。キングを決めようとしている時点でナンセンスですよね。そういう排他的なところが僕は嫌でした。
僕はポップス、ロック、電子音楽…僕は音楽をすべて尊敬したいと思っています。例えば以前アイドルのももいろクローバーZと一緒に舞台をやりました。クラシックの人からすればなんじゃこの音楽はって思う部分もあると思いますが、アイドルのライブでの盛り上がりはすごいものがあります。すべてのモノ・コトに美学がある。僕は何もバカにしたくない。音楽家としても、人間としても偏りたくないですね。みんなをすごく平等に、フェアにみる視点がほしいです」
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