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安藤政信 「何かに打ち込んでいる時の方が、リラックスできる」

CULTURE
1996年に映画『キッズ・リターン』で俳優デビューして以来、さまざまな作品で役の幅を広げてきた安藤政信。10月には2作品連続公開の話題作『闇金ウシジマくん ザ・ファイナル』に出演し、主人公ウシジマに敵対する顎戸三兄弟の長男でありボスの顎戸一役で出演。「昔より周りの人への感謝を感じるようになった」と話す彼の仕事への取り組み方や、映画『闇金ウシジマくん ザ・ファイナル』のエピソード、趣味のカメラの話を2回に分けてお送りする。

年齢を重ねて人間味が出てきた

繊細で物憂げな表情の二枚目俳優という印象を持たれることも多い安藤だが、近年の出演作では、『スマグラー -おまえの未来を運べ-』(2011年)では伝説の殺し屋「背骨」を演じ、『セーラー服と機関銃-卒業-』(2016年)でも主人公と対立する冷徹かつワイルドで癖のある役柄を演じている。そして、『闇金ウシジマくん ザ・ファイナル』でも、主人公ウシジマと敵対し、凶悪な弟たちを束ねる冷酷無比な“ボスキャラ”・顎戸三兄弟の長男でありリーダーの顎戸一を演じる。
information
「週刊ビッグコミックスピリッツ」(小学館)連載中の真鍋昌平による人気コミック「闇金ウシジマくん」が実写化。シリーズの劇場版「Part3」「ザ・ファイナル」の2作品を2カ月連続劇場公開。2016年7月〜TVドラマ「Season3」も放送中。

『闇金ウシジマくん ザ・ファイナル』
2016年10月22日(土)公開
監督:山口雅俊
出演:山田孝之、綾野剛、永山絢斗、安藤政信、八嶋智人、真飛聖、最上もが、マキタスポーツ、玉城ティナ、高橋メアリージュン、崎本大海、やべきょうすけ ほか
20代で俳優デビューしてから30代で役の幅を広げ、去年40代に突入した安藤にとって転換期のようなものはあったのだろうか?

「転換期を迎えた時期はハッキリとはわからないですけど、多分あったと思います。20代の頃は自分のことだけを考えていましたけど、だんだんと自分の周りには監督や共演者がいて、スタッフがいるんだと気づきました。当たり前ですけど、そういったことまで考えるようになったのが大きいと思います。人間味が出てきたんじゃないかなって。生意気に聞こえるかもしれないけど“やってる感”が強かった当時に比べて、“やらせて頂いてる感”へと気持ちがシフトしていったので、そういう心境の変化が仕事にも影響しているんじゃないかなと思います」
「実は、人と話すのがすごく苦手で、人付き合いを今まであまりしてこなかったんです。ここ最近ですね、人とコミュニケーションをとることでいろいろやっていこうと思えるようになったのは。以前は人付き合いなんて全く考えてなかったですから」

安藤が持つ儚げな存在感は芝居が上手いだけで出せるものではない。うまく人付き合いができなかったと語る様子から繊細さが感じ取れる。そんな安藤にとって人と関わる時間の多いオンのときと、プライベートな時間を過ごせるオフではどちらがリラックスできるのか聞いてみると意外な答えが返ってきた。

何かに打ち込んでいる時の方が、気持ちはリラックスできる

「オフの時は割と気持ちのアップダウンが激しかったりするので、撮影現場で芝居をしている時のほうが安定してるんです。何もせずに考える時間ができてしまうと、日々人格が変わっていくように感じることもあります。例えば、今日は人に対して感謝を持てたり生きてることに暖かみを感じていたのに、翌日になったら人が好きじゃなくなったり(笑)。この作品やって良かったのかな?とか、芝居が上手くないのかもとついネガティブなことまで考えてしまうんです。でも、撮影現場では常に演じている役や監督に対して気持ちを向けていますから、不安定になることは今まで無かったなと。役者をやってる時の方がリラックスできているのかもしれません」

オフの日はネガティブな考え事も多いという安藤にとって、役に集中している現場こそがリラックスできる心地よい空間のようだ。ただ、オフの時間は全くリラックスできないのかと言うとそうではなく、気持ちを安定させる趣味があるのだそう。
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