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唐沢寿明「自分を変え続ける」

昨年公開された映画『杉原千畝 スギハラチウネ』では6,000人あまりのユダヤ人を救った外交官・杉原千畝を演じ、現在放送中の朝の連続テレビ小説「とと姉ちゃん」では主人公が経営する出版社の編集長・花山伊左次を演じるなど、長年にわたり第一線で活躍し続けている唐沢寿明。そんな彼が去年出演し話題となったスペシャルドラマ『THE LAST COP/ラストコップ』が、今秋から連続ドラマとしてスタートする。“楽しみながら演じること”を大切にしているという唐沢が挑んだ今作への思いや“人生を楽しむコツ”とはーー。


刑事としてある捜査をしていたさなか事故に巻き込まれて昏睡状態になってしまう。30年後に目を覚ますと、世の中が全く変わってしまっていた――そんなエキセントリックな京極浩介を正義感に溢れる魅力的で明るいキャラクターとして作り上げた唐沢。1年振りに同役を演じた感想を聞いてみると――。

「○○してばかり」の人間はつまらない 常に自分が一番楽しむ

「京極浩介は結構テンションの高い役だから、気持ちの切り替えが大変で…。つい先日まで朝ドラでテンションの低い役を演じてたからね(笑)。でもさ、シリアスだろうがコメディだろうがどんな役でも基本は楽しんで演じることが一番だから。そのほうが観てくださる方が楽しんでくれると思う。『ラストコップ』の脚本も相変わらず良い意味で力が抜けてて面白いですよ」

“役者が楽しんで演じること”が結果的に観る人を楽しませること。それが、エンターテイナーとしての基本だと続ける。

「仕事だけの人間や遊んでばかりいる人間ってつまらないじゃない? 僕は台詞を覚えようと思っても頭に入ってこない時は、無理せず休むようにしています。休む勇気も必要だと思うし、働いてばかりいても必ず結果が出せるとは限らないからね。とはいえ最近は仕事しかしてないんだけど…(笑)。とにかく仕事をしながら楽しむことが僕にとって大事なこと。それは演じることもそうだし、番宣のために出演するバラエティの時も同じで、常に自分が楽しんでやることを心がけています」

出演作が続き “ネットの買い物でストレスを解消している”と語るほど遊ぶ暇もなく多忙な日々を過ごしながら、誰よりもエネルギッシュに役を楽しんでいる。そのモチベーションは何だろうか。

「自分で演じたい役を決めてしまうと、自分が好きな似たようなものばかり続いてしまうから、観る側にとって新鮮じゃなくなると思うんだよね。だったら他人が決めた役をやるほうが、どうやって演じるか考えられるからやりやすいし、自分が想像もつかないような役のオファーがきたりするのも面白い」

確かに彼が演じる役は昔から幅広く、ルーツの特撮から、大河ドラマ、漫画原作ドラマ、医者や、ジャンルも役柄も硬軟多彩な役を見事に演じきた。そんな唐沢は今作で熱血刑事を演じ、ハードなアクションにも挑戦している。

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