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山田孝之「失敗は考えるチャンス。悩む時間がもったいない」

大作映画からコメディドラマ、ユーモアあふれるCMまで幅広く出演し、圧倒的存在感を放つ俳優・山田孝之。彼が6年に渡り演じ続けてきたアウトローの金融屋カウカウファイナンスの社長・丑嶋馨(ウシジマ・カオル)の物語が『闇金ウシジマくん ザ・ファイナル』で遂に完結する。“初めて丑嶋社長の内面を考えた”と語った今作への思いや、エンターテイナーとしての精神性に迫った。

シリーズを重ねてようやく丑嶋馨を完成させることができた

現在37巻まで刊行している『週刊ビッグコミックスピリッツ』(小学館)連載中の真鍋昌平による人気コミック『闇金ウシジマくん』が山田孝之を主演に2010年にテレビドラマ化。その後劇場版の公開や続編としてドラマSeason2がオンエアされるなど大人気シリーズに成長した。2016年7月からドラマ「Season3」シリーズを放送し、9月22日(木・祝)に映画版『闇金ウシジマくん Part3』が公開。さらに10月22日(土)に『ザ・ファイナル』を公開し、遂にシリーズ完結となる。自身の役者人生の中でも最も長く6年に渡って丑嶋馨を演じてきた山田にとってこのシリーズは一体どんな存在だったのだろうか。

「僕はめちゃくちゃ飽きっぽいので、連ドラに出演するとワンクールの間で同じ役を演じることに飽きてしまうんです。ところが“ウシジマくん”に関してはドラマと映画合わせて7作、そしてスピンオフも含めるともっとあります。これだけ長くひとつの役を追求できる機会はめったにないですよね。飽きるどころか回数を重ねないと完成させることができなかった難しい役でもあるし、長く続けながら作品自体を育てていくのが楽しかったです」

丑嶋は感情を表情や言葉に表さないタイプの人間で、過去のシリーズでは重ねてもその人となりを知ることができなかった。演じる山田自身もまた“丑嶋はどんな人か全くわからないし、一切そこは考えないようにして演じてきた”という。ところが『ザ・ファイナル』では丑嶋の中学時代のエピソードが描かれることによって、何故丑嶋が現在のような人間になったのかが明かされる。

山田にとっても思い入れのある作品であり、演じるだけでなく製作にも深く関わっている。テレビドラマから間髪入れずに映画の公開、それも2カ月連続という“大作”となっているが、実は、この展開は山田と山口雅俊監督が相談して決めたという。

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