(更新:)
ORICON NEWS
My job , my heart 「すべてのサッカー少年へ」
海外取材は必ず想定外のトラブルが! 求められるのは対応力・サバイバル能力
Episode01
「取材申請したはずなのに…!!」
「電車が止まるとか、時間通りこないとか、飛行機が飛ばない、なんてことはザラです。たとえば、去年の5月に試合の取材でスペインのマドリードのスタジアムに行ったら『席がいっぱいで入れません!』と、取材申請していたのに、入れてもらえない!ノートPCの申請のメール画面も見せながら『日本からわざわざ来たんだ!』って押し問答を続けて、ようやく試合開始の10分に入れてもらえました。こんなことは日常茶飯事です(笑)。しっかり準備をしていても、結局は出たとこ勝負になっちゃいますね」
Episode02
「行きはよいよい、帰りはこわい」
「8万人収容するスタジアムで取材した帰りのこと。試合終了後は一斉に観客が帰るので、当然とんでもない混雑になります。早くホテルに帰って原稿を書きたいのに…電車に乗れない! バスもよくわからない! タクシーもつかまらない! 帰れない!! 最終的に、スマホのアプリでタクシーを呼んでやっと帰れましたが、そんなトラブルを、毎回毎回カタコト英語とボディランゲージで乗り越えるんです」
Episode03
「35時間かけて行って、取材時間は想定外の2分!?」
「スター選手ともなると、経験上では100%時間通り来ないです(笑)。カメラマンと現地の言葉を話せるライターさんも手配して、片道30時間かけて現地に入って、予定外に5時間待たされた挙句に「2クエスチョンで」と言われたこともありました。それでもやっぱりやるしかない。カメラマン・ライターにも謝りっぱなしでしたが、「そうなると思っていたからいいよ」って言ってくれて助かりました」
Episode04
「食べものと水がない!」
「ヨーロッパにはコンビニがないんですが、24時間営業のスーパーなどがあるパリやバルセロナ、ロンドンとか都会のスタジアムならまだいいんです。でも、地方の会場で取材となると、その前後のことも考えないといけない。ホテルで水や食べるものがない、ということもあります。試合後にようやくホテルに帰って原稿を書こうにも、腹ペコでどうしようもなくて…。何十分も歩き回っても、周りにはビールしか売っていなくて。コーラを売っている店をようやく発見して、その横に置いてあったよくわからないキッシュのような食べ物を買って無心で食べましたが、アレは旨かったなぁ〜。…日本のコンビニは最高!って思います(笑)」
「取材申請したはずなのに…!!」
「電車が止まるとか、時間通りこないとか、飛行機が飛ばない、なんてことはザラです。たとえば、去年の5月に試合の取材でスペインのマドリードのスタジアムに行ったら『席がいっぱいで入れません!』と、取材申請していたのに、入れてもらえない!ノートPCの申請のメール画面も見せながら『日本からわざわざ来たんだ!』って押し問答を続けて、ようやく試合開始の10分に入れてもらえました。こんなことは日常茶飯事です(笑)。しっかり準備をしていても、結局は出たとこ勝負になっちゃいますね」
Episode02
「行きはよいよい、帰りはこわい」
「8万人収容するスタジアムで取材した帰りのこと。試合終了後は一斉に観客が帰るので、当然とんでもない混雑になります。早くホテルに帰って原稿を書きたいのに…電車に乗れない! バスもよくわからない! タクシーもつかまらない! 帰れない!! 最終的に、スマホのアプリでタクシーを呼んでやっと帰れましたが、そんなトラブルを、毎回毎回カタコト英語とボディランゲージで乗り越えるんです」
Episode03
「35時間かけて行って、取材時間は想定外の2分!?」
「スター選手ともなると、経験上では100%時間通り来ないです(笑)。カメラマンと現地の言葉を話せるライターさんも手配して、片道30時間かけて現地に入って、予定外に5時間待たされた挙句に「2クエスチョンで」と言われたこともありました。それでもやっぱりやるしかない。カメラマン・ライターにも謝りっぱなしでしたが、「そうなると思っていたからいいよ」って言ってくれて助かりました」
Episode04
「食べものと水がない!」
「ヨーロッパにはコンビニがないんですが、24時間営業のスーパーなどがあるパリやバルセロナ、ロンドンとか都会のスタジアムならまだいいんです。でも、地方の会場で取材となると、その前後のことも考えないといけない。ホテルで水や食べるものがない、ということもあります。試合後にようやくホテルに帰って原稿を書こうにも、腹ペコでどうしようもなくて…。何十分も歩き回っても、周りにはビールしか売っていなくて。コーラを売っている店をようやく発見して、その横に置いてあったよくわからないキッシュのような食べ物を買って無心で食べましたが、アレは旨かったなぁ〜。…日本のコンビニは最高!って思います(笑)」
選手の機嫌が悪いという理由で取材が飛ぶ場合もあるし、逆にダメだと言われても行ってみたら取材を受けてくれたりするパターンもあるという。サバイバル能力、対応力、アドリブ力、ピンチ時の強さ、責任感…そういう力が必要だ。
「会社のお金で行っているわけですし、わざわざ海外まで行くからには何かを持って帰らないといけない仕事なんです」
ナンバーワン誌の誇りをかけた『EURO2016』密着取材
毎日、とてつもない移動距離でフランスを飛び回っていたという。
「例えば、一番ヒキのありそうな選手の記事を書きます。ポルトガルならクリスチアーノ・ロナウド選手の記事を書きまくる。短いと1000文字くらい、長くて3000文字いかないくらいの原稿を1本1時間程度で仕上げていく。何本書いたか覚えていないですが、WEBと雑誌で合わせて50〜60本は書いたと思います。まずはWEBの原稿をアップ、その後、雑誌用の執筆をするというサイクルを、ひたすら繰り返していました」