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(更新: ORICON NEWS

松坂桃李 「自分を客観的に見てくれた声を大事にしたい」

演じるなかで孤独を感じることが多かった

劇中ではハイスピードよりも自身がプロデュースを手掛けたグループ・グリーンボーイズ(メンバーに菅田将暉演じる弟のヒデ、横浜流星演じるナビ、成田凌演じるクニ、杉野遥亮演じるソウ)がどんどん成功していく。複雑な思いに駆られる展開に、(JINがモデルの)ジンを演じる中での心情はどのようなものだったのか。
「グリーンボーイズがライブハウスのステージで歌っている姿をジンが見ているシーンがあるのですが、そのシーンはキラキラと輝いていて、新たに生まれていく才能もあれば、自分達が大事に作りあげてきたバンド(ハイスピード)がバラバラになってしまう瞬間でもあって。ジンに心を重ねていく中で僕自身も強い孤独を感じました。今作は演じていて孤独を感じることが多かったように思います」

ジンと似た経験があったのを思い出しました

夢を追いかけるのは素敵なことだが、“なれるわけがない”“無謀だ”といって反対されることも世の中には溢れている。劇中ではジンやヒデがミュージシャンという夢を追いかけることで、父親から猛反対を受けるシーンがある。そのシーンは自身の過去と重なる部分があったという。

「ジンが将来のことで父親と口論になって家を出ていくシーンは僕にも似たような経験があったのを、映画の完成を観て改めて気づきました。ただ、僕の場合はジンのように“これがやりたいんだ!”という強い思いがあって家を出ていったわけではないんです。この仕事に就いてから忙しくなって、大学を休学しなくてはいけなくなって、父親に話したら“ふざけるな!”と怒られまして。“いやいや、決まっちゃったから仕方ないじゃん”みたいに僕も言い返したりして。最終的には“出ていってやるよ!”とケンカした勢いで啖呵を切ってしまったんですよね(笑)。映画の完成を観た時にその時のことがフラッシュバックしました」

常に穏やかなイメージを持つ松坂が父親と口論したエピソードにも驚いたが、意外にもやんちゃな少年時代を送っていたという。
「中学時代にバスケ部のみんなで海へ行って花火をしたんです。当時は規制も無かったので海で花火ができた時代で。それで、花火をしていたら怖い人達がいる方向にロケット花火が飛んでいってしまいまして…。それで全員で“すみませんでした!”と土下座をして許してもらったという苦い思い出があります(笑)。わざとじゃなかったんですよ、ロケット花火ですからどこに飛んでいくかわからなくて(笑)。それが僕の青春の一ページです(笑)」

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