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ORICON NEWS
YOSHIKI「弱い自分を倒せたらなんだって倒せる」
読者へメッセージ「0.01%でも自分を信じろ。失敗かどうかは自分が決めるもの」
強烈な個性を持つメンバーをまとめる力強いリーダーであるYOSHIKI。苦悩し、悲しみを共存するYOSHIKI。どちらも本当の姿だ。
「死の瞬間、僕は自分に問うだろう
すべてをやり切ったか?と」(YOSHIKI)
自分の道を突き進むために必要な、自分を信じる力――「自信」はどこからくるのだろうか。
「一つは、音楽的な自信です。僕は、“音楽的には”絶対の自信があります。それ以外の部分というのは、気にしていないわけじゃないですが、最終的に音楽で勝負すればいいと思っている。ビジュアルやいろいろな面を楽しんじゃおうというか。ある種の反骨精神です。当時の僕らの行動も過激だったと思いますが、デビューした頃はまさに“総攻撃”を食らったわけです。「こんな格好して…音楽をもっとちゃんとやりなさい」と。でも、もっとロックって自由なものだってところから始まっています」
もう一つは、YOSHIKI流の自信の捉え方。それは人生をポジティブに変換するコツでもあった。
僕の人生は苦しみに満ちている人生ですからね。人生を楽しむコツなんてものは言えないですが…。でも一つ言えることは、努力することって楽しいんです。作曲は、1カ月かけても何も出てこないことがあります。ですが、例えば英語の勉強をしたら、1カ月前よりも進歩しているはずですよね。その進歩を人間は楽しむべきなんだと思います。きっと、色々なことが努力で楽しくなる。バンドも進化(努力)の歴史でした。中途半端に打ち込むと、中途半端な結果しか返ってこないので、僕はいつも全身全霊で飛び込むようにしています。失敗って、自分が決めるまでは失敗じゃないんです」
自分と向き合うことが芸術家として必要なこと。自らのことを「YOSHIKIという強い人間を作って演じているのかもしれない」と語るYOSHIKI。49.99%の不安と50.01%の自信でもいいんだと明かすYOSHIKI。どちらも本当の姿だが、ほんの0.01%でもいい、ポジティブな方向に向けて自分を奮い立たせている。