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(更新: ORICON NEWS

SPECIAL OTHERS 「音楽が好き、ただそれだけを貫き続けた10年間」

「らしさを出そうとする」のはかなりダサい。老舗の料理屋のようなバンドでありたい

――歌い手の個性を考えて作曲して、そこに“スペアザらしさ”をどのようにプラスしたのでしょうか。

又吉”SEGUN”優也 らしさを出そうとするよりは、やってたら多分そうなってる。

芹澤”REMI”優真 らしさ出すってダサくないですか?「俺ってこういう人でしょ」ってしゃべる人いるじゃないですか。ああいうダサさがあるというか…。らしさを自分で言っちゃう、表現するのはダサいですね。

又吉”SEGUN”優也 そんな人いないよね。
宮原”TOYIN”良太 いや、世の中結構いるよ(笑)

――“らしさ”の話ですが、同じことをやっていたら変わらないと言われ、新しいことをすると変わってしまったと、バッシングされることもありますよね。そのバランスはどう考えますか?

宮原”TOYIN”良太 「変わるか、変わらないのか」っていうのは、そこはすごく考えていますね。ミュージシャンはよくぶち当たっている壁だと思うんですよ。でも、僕たちは「変わらない、でも、少しだけ変えていく」っていう老舗の料理屋みたいなのを目指していますね(笑)。スペアザっぽいものはみんなのパブリックイメージとしてできていると思うから、破壊するんじゃなくて、保ったまま変えていく。

芹澤”REMI”優真 100年以上続く老舗のすき焼き屋とかってあるじゃないですか。でも実は現代風のアレンジをしていたりするんですよね。大筋は変わらないけれど、気づかないところを変えて飽きさせないようにしている。きっとそういう事だと思うんですよね。

――スペアザらしさを突き詰めた姿として、これから先なりたい姿や、目標みたいなものはバンドとしてありますか?

宮原”TOYIN”良太

宮原”TOYIN”良太

宮原”TOYIN”良太 明確なビジョンはもっていないです。先のことよりも、目の前のことをどうハンドリングしていくかが大事だと思っています。それについてきた結果が僕らのすべてであるから、あまり“こうなりたい”ってのはありませんね。「女の子にモテモテになりたい」とか大きな野望はありますけれどね。

又吉”SEGUN”優也 大きくないよ!(笑)

宮原”TOYIN”良太 とにかくあまり先のことを考えすぎるのは良くないと思っています。目の前のことを右に切るのか、左に切るのかっていうのが大事だから。

柳下”DAYO”武史 あんまり気張りすぎるとね。目標を達成できなかったときにその差で沈んじゃうし。
芹澤”REMI”優真 1日1日の積み重ねがこの10年だったし、今から「この10年やれ」っていわれたら絶対嫌ですけれど、10年間を経てみたら、大変だったっていうよりは、「日々を音楽共にに生きていく楽しさ」と共にありました。

宮原”TOYIN”良太 やっぱり、第一は目の見える範囲のことを整えないと。それが俺たちの自負ですね。

――過去には、目標は企画ライブ、主催フェス、オリコン1位、なんてこともおっしゃていましたが、10年目を超えて、やりたいことへの変化は?

芹澤”REMI”優真 出来ないと思っていたことが叶ったりしたんですよ。武道館でワンマンやるなんてことはバンド始めた当初は想像もつかなかったことで。だんだんでもできるなって思う事が増えて、夢をアップデートしていって、オリコンで10位とれたから次は8位、8位とれたから次は6位とか、それでその時は1位って言ったんでしょうね。

宮原”TOYIN”良太 まぁでも…「1位」って言いたいよね。夢もアップデートしていくってのは人間らしいですよね。オリコン1位ってのは子供の頃から聞いてきたので、一度はなってみたいものなんじゃないですかね。OLIVERの力でなんとかお願いします(笑)

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