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(更新: ORICON NEWS

ファッショニスタ・干場義雅が伝授 大人の男の身だしなみ術

干場義雅 「今この瞬間が天国。楽しさは無限のエネルギーになる」

メンズファッション業界でカリスマ編集者と言われる干場氏。煌びやかなイメージがあるが、毎日スーツに自らアイロンをかけるなど、多忙ながらも日々の積み重ねと自分磨きを怠らない。実は、編集者としてのキャリアはアルバイトからのスタートだったという。ファッション界でのし上がってきた干場氏。何を大事に突き進んできたのだろうか。

「”負けん気”じゃないですか。歩くにしても、抜かれたら抜き返すとか、横断歩道でも一番前列に出るとか(笑)。昔、新人編集部員だった頃から、歩く歩道で歩いている人よりも早く歩こう、と思っていたくらいです。最初は大変なことでも、常に意識していたら変わると思いますよ」

「人生を楽しく生きるコツは徹底的に“こだわること”ですね。こだわる対象は何でもいい。白いご飯でもいい。毎日食べる白米はどれが一番うまいのか、どんな食べ方が自分にとっておいしいのか、そういうのが自分らしさじゃないですか。人生は結局取捨選択です。その中で、発する言葉、食べるもの、行く方向、仕事も、どっちが自分らしいんだろう、楽しいんだろう。選択するとき、どの瞬間も自分が常に楽しんでいきたい。会社への通勤路でもどの道を選ぶのか、その選択によって見つけるものも違いますから楽しいですよね」

「世の男性たち、会社に所属して働くのも大変ですよね。会社という“船”が傾くときはみんなで必死にオールを漕ぐこともあるでしょう。僕も自分で会社をやるようになって7年目。独立するのって本当に大変なんです。独立したばかりの頃は、“船”じゃなくてまるで“一寸法師のお椀”でした。それを必死に、素手で漕いでいるようなものです。波どころか風が吹くだけでも一大事。でも、その中で生きていく術を身に着けると、強くなりますよね。自信も付きました」

読者へメッセージ「天国ナウ」

「エネルギーの源は、仕事ですね。ファッションのリポーターとか、ラジオでパーソナリティやったりとか、ひとつひとつやりたいことを叶えていっているのが楽しいんですね。人生1回しかない。人は死にますから。死んだら何もできない。やりたいと思ってやっていないと、きっとそのうち死んでしまう。だから僕はやりたいと思ったら躊躇なく行動に移します。一歩外出たら死ぬかもしれない。人生は何が起こるかわからないと思っています」

「僕はいつも人に言うんです。『天国ナウ』って(笑)。天国は、今、この瞬間。おいしいものを食べられるのも今、インタビューをするのも受けるのも今、いい出会いがあって新しい世界が開けるのも今。それら全部が、”今生きているから”できるんです。死んだら何もできない。屈強なおやじが死んだときに痛感しました。死があることで生きることで前向きになれる。そうして人との時間、友達との時間を大事にできるんだと思います」

「人間、好きなことは集中してやれるんです。子どもはゲームはずっとやっていますよね。そうすると、いつの間にか、むちゃくちゃ強くなる。裏技見つけたりとかね。面白い、楽しい、好きっていうことは、飽きずに永遠にできるんです。それがきっと力になります。世の男性たちは、自分が得意だと思う事、熱くなれるものに打ち込んでいってください」


(取材・文 / 加藤由盛)
(撮りおろし写真 / Taku katayama)
(協力 / FORZA STYLE レプロエンタテインメント )

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