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DIYの暮らしを、はじめよう

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自分でいろいろなものを作ること、「DIY」を趣味とする人がここ数年増えている。DIY=父親の仕事というイメージもあるが…男の“カッコいいDIY”とはどんなものだろうか。そこで、今月のテーマ「趣味」に合わせて、DIY専門メディア「DIYer(s)」の編集部にDIYの楽しさややりがいについて話を聞いた。

TOPICS
1. DIYとは? 基本の考え方
2. DIYの生活がくれる、7つのいいこと
3. 一般的なDIYの基本アイテム解説
DIYer(s)
編集長 古川彩子さん
アートディレクター 高原弘樹さん

“DIY”をテーマにした専門メディア。編集部が提案する特集や連載企画、家具やインテリアから工具、フードまで生活全般のジャンルの記事、お洒落なDIY関連ショップを厳選したPLACEのほか、ユーザー投稿ページなどのコンテンツを展開している。

DIYの基本 「自分でやれること」がある

DIYという言葉が一般化したのは最近のこと。DIYの専門メディアDIYer(s)ができた背景を伺ったところ、日本人の住まい・暮らしの意識を変えたいという想いが見えてきた。

「DIYer(s)は2014年9月にスタートしたメディアです。家のメンテナンスでは、自分でやれることと、プロに依頼したほうがいいことがあるんですが、例えば、網戸をひとつ取り換えるのは実は簡単かつ経済的にできる“ちょっとしたこと”でも、日本では業者が行っていることが多いです」
そこにすこし違和感を感じたんです。自分でやれた方が早かったり安く仕上げられることもある。プロに頼んだ方がきれいで安全なこともある。それを見極められる賢さや、「自分でやった方がいいな」となった時にやれる技術を、私たち一般人も持っていた方が、暮らしを自分らしくコントロールして、豊かに生きられると思ったんですよね。

今でこそ検索すると出てくるようになっていますが、当時はDIY専門メディアがなかった。自分でできることは自分でやるために必要な情報、HOW TOがまとまっているDIYのサイトがあったら喜ばれるんじゃないかというのがこのメディアができたきっかけです」
“DIYジャンルを含む暮らし全般”を扱うメディアは多数あるが、専門媒体は日本では少ない。
「例えばアメリカでは、DIYは当たり前のことなんです。日本だと、賃貸のお家は退去する人が綺麗にしなきゃいけない。アメリカは逆で、入居した人がリフォーム、修繕したり自由にいじっていいというシステムです。アメリカでは、ペンキの多くが個人消費ですが、日本だと数パーセント。それくらい、向こうはペンキ塗りひとつをとっても自分ですることが当たり前。DIYは生活の一部であり文化。水回りのちょっとした修理も同様です。ちょっとくらいのお家のメンテナンスなら自分でできる人が増えたらいいなと思っています」

ほしいものは自分で作る

「DIY=日曜大工というのはいっときのブームから定着した、日本独自の解釈なんです。日本だとトンカチのイメージですよね。語源は、一説によると、第二次世界大戦でロンドンが壊滅した時に、やれることは自分でやろうというテーマで街の再建をしたっていうのがDIYの由来だそうです。その後アメリカに言葉が渡って、修繕とか、日本での解釈に近い意味の言葉に変わっていった。本来は、自分でやってみる、という精神や文化自体を指す言葉なんですよね。その一部が日本に伝わってきました」

生活に必要なことだけど、それを楽しめたら最高だ。また、日本ではまだDIY=日曜大工というイメージを持つ人も多いが、DIYを広く捉えて、楽しいものとして提案している。
「雪景色の中でコーヒーをハンドドリップしたい」
「あたたか〜いコーヒーを−10℃の氷上でどうしても飲みたかったお話。」
http://diyers.co.jp/tips/coffeeonthefrozenlake_g(外部サイト)
「お洒落なワンプレート料理を自分で作りたい」
「簡単!スキレットレシピでワンプレートフードを楽しもう!」
http://diyers.co.jp/feature/0000000200(外部サイト)
「非常時の飲み水を確保したい」
「東京サバイバル物語 Vol.1 〜水道が止まって飲み水がない!問題〜」
http://diyers.co.jp/feature/0000000210(外部サイト)
「私たちのメディアは、日曜大工的なものだけでなく、手で作れるものは何でも作っちゃおうというスタンスです。BBQで使える燻製器を作ったり、いつ使うかも分からないサバイバルツールを遊びで作ってみたり(笑)。サビ落としなどの『掃除』、壊れたものを直すなど『メンテナンス・リペア』…作るだけでない、プロでない人が自分でやってみること全般。DIYという言葉は辞書を引いても載っていないんですよね。定義がないので、ウチではこういう解釈をしています。“自分でやってみること”、DIYer(s)はそういうマインドを育てていくメディアでありたいと思っています」

必要に迫られるから作る、モチベ―ションになる

「DIYが趣味」というよりも、どちらかと「結果的にDIYが趣味になっていた」という人が多いそう。DIYをしたことがないと思っている人も実はいろいろ作っていたりする。雑貨店で買ったブロックを置いてテレビ台を作る、これだけでも立派なDIYだという。
こんなテレビの壁掛けも、自分でできるようになる。

こんなテレビの壁掛けも、自分でできるようになる。

「ちょうどいい何かがないから自分で作ろう、作ってみたら楽しかった、ということですね。必要に迫られて作る、だからこそ、いきなり椅子やテーブルといった大物に挑戦する人も意外と多いんです。大物ほど苦労がある。多少デキが悪くても愛着が湧く。大物ほど、得る経験値が大きい。2つ目を作る時はすごく上達する。上達すればするほど、いろいろなモノを作りたくなる。そうしてDIYが楽しくなっていきます。サイト上でものの作り方を紹介していますが、サイズなどは記載していません。“こうなればベスト”っていう到達点が人によって違うので、サイズを細かく指定するとDIYの醍醐味が半減してしまう。アレンジのアイデアを付け加えたりもするんですが、自分にぴったりのものを作ってもらえるよう、余白を残す記事作りを心掛けています」

読んで分かった気になっても、実践してみて初めて腑に落ちてくるものだという。
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