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(更新: ORICON NEWS

開放感に心が踊る! 囲いのない“大きな大きな”露天風呂がある宿8選

どこを観光するでもなく、ただそこに居るだけで心が満たされ、体が癒される。そんな“宿が目的地”の旅をするのも、大人ならではの楽しみ方―。今回は、自然に囲まれた、大きくて開放的で“究極に気持ちのいい”露天風呂がある宿を紹介。

温泉宿を選ぶとき、露天風呂が決め手になることは多いはず。空の下で風を感じながらお湯に浸かるのは、日頃味わえない贅沢だから。でも、柵で囲われていたり、とても狭かったり、半分は屋根が付いていたりと、気持ちばかりの“露天感”しか味わえない宿も実は多い。

ここでは、人工的な囲いがなく、他の人を気にせずのびのびと浸かれる広さがあり、開放感が気持ちいい露天風呂をピックアップ。いずれも源泉掛け流しの良質な湯が自慢の宿ばかり。
01玉造温泉 湯之助の宿 長楽園〔島根県〕

島根県松江市に位置し、「枕草子」にも記されている日本屈指の名湯「玉造温泉」。その開湯の祖とされる長谷川俊方を家祖にもつ長楽園は、奈良時代から同温泉を守り続ける老舗の湯処。

旅館としては明治元年に創業。その代名詞ともいえるのが、120坪の広さをもつ露天の岩風呂「竜宮の湯」だ。豊富な湯量を誇る「玉造温泉」ゆえに、この広さでありながら、“沸かさず、薄めず”、源泉掛け流しを貫いている。
また、こちらは珍しい混浴の露天風呂。女性には専用の巻き布を貸してくれる。温泉旅行の目玉である温泉は、どうしても家族や大切な人と別々の時間を過ごすことになってしまう。一緒に温泉を楽しめるのも、魅力のひとつかも。

そのほか、男女別の露天岩風呂や内風呂も完備。古来より「神湯」と呼ばれた「玉造温泉」を源泉掛け流しで贅沢に堪能してみては。

また、昭和天皇ゆかりの御座所をもつ、約1万坪の広さの日本庭園も見所。数百種の草木が生い茂る中を、湯上がりにのんびりと散策するのも粋。

宿名:玉造温泉 湯之助の宿 長楽園(たまつくりおんせん ゆのすけのやど ちょうらくえん)
住所:島根県松江市玉湯町玉造323
URL:rlx.jp/27988(外部サイト)
02.庄川温泉風流味道座敷ゆめつづり〔富山県〕

世界遺産に登録された合掌造りの集落、富山県・五箇山の近くに位置する庄川温泉郷の宿。庄川の清流が近くを流れ、そこで獲れた新鮮なアユや、富山湾で水揚げされたホタルイカやカニが夕食に並ぶ。

同宿で1番の広さを持つ露天風呂が「ゆめの湯」。庭園の木々やその向こうに広がる庄川の自然に囲まれた広々とした岩風呂で、源泉掛け流しの湯が楽しめる。そのほか、露天の甕風呂や寝湯、内風呂、貸し切り家族風呂など種類豊富な湯どころが揃う。

玄関を入ると畳のロビーが広がり、廊下はすべて畳敷き。夏は素足にひんやりと心地よく、自宅にいるかのようにくつろげるのが嬉しい。

宿名:庄川温泉風流味道座敷ゆめつづり(しょうがわおんせんふりゅうみどうざしき ゆめつづり)
住所:富山県砺波市庄川町金屋3531
URL:rlx.jp/22154(外部サイト)
03.よろづや 松籟荘〔長野県〕

創業は寛政年間、信濃国松代藩を代表する湯治場として愛された湯宿。現在の館は昭和初期に建てられた木造数奇屋造りで、国の有形文化財にも指定されている。中に入ると、レトロモダンな趣で、日本建築の機能美と和の伝統を凝らした粋な空間が広がっている。

館内には趣のある6つの湯殿があり、いずれも3ヶ所の自家源泉から引いた掛け流しの天然温泉。中でも、登録有形文化財に指定されている純木造伽藍建築の「桃山風呂」と、そこに併設された広々とした岩風呂「庭園露天風呂」は必見。

庭園の木々と歴史の風格が漂う建物に囲まれた空間で、天然の湯に浸かる。なんとも贅沢な時間を過ごしてみて。

宿名:よろづや 松籟荘(よろづや しょうらいそう)
住所:長野県下高井郡山ノ内町平穏3137
URL:rlx.jp/24587(外部サイト)
04.さぎの湯荘〔島根県〕

その昔、白鷺が足の傷を癒したことから「鷺の湯」と名付けられたという場所にある、こちらの宿。山陰の中心に位置し、豊かな自然に囲まれた静かな温泉郷だ。

露天の岩風呂には人工的な囲いがなく、周りには空と見渡す限りの山々。その開放感に、思わず深呼吸をしてしまいたくなる。翌朝9時まで入浴できるから、夕暮れどきや満天の星の下、朝日を浴びながらなど、さまざまな表情の自然とともに、源泉掛け流しの湯を楽しめる。

敷地内の3分の1は日本庭園が占めており、さらに宿の目の前には世界的にも有名な日本庭園を有する「足立美術館」が建つ。思う存分、和の世界に浸るのもいい。

宿名:さぎの湯荘(さぎのゆそう)
住所:島根県安来市古川町478-1
URL:rlx.jp/21442(外部サイト)

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