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(更新: ORICON NEWS

趣味特集:『カメラと一緒の生活を、はじめよう。』

Topics
◆“ひとつのテーマを撮り続ける”という楽しみ方
 『構造美×カメラ』 ―齋藤 浩(P1.)
 『笑顔×カメラ』 ― かとう ゆういち(P2.)
◆押さえておきたい、カメラ選びの基本のキ(P3.)

押さえておきたい、カメラ選びの基本のキ

カメラを始めようと思い立って店に行くと、驚くほどの数のカメラが並んでいる。いったい何を基準に選んだらいいのか…。早々に壁にぶつかる人も多いだろう。「大は小をかねる」方式で選んでいくと、どんどんごっついボディになるし、価格も青天井。
カメラ選びは、“どの機能や性能を優先すればいいか”を知ることが大切。カメラ専門誌『カメラ日和』編集長であり、数々の写真教室を手がけてきた矢島さんに、カメラ選びの基本の4STEPを聞いた。
STEP1.
そもそも“デジタル一眼”とはこの2つ
違いは、カメラの中にミラーという部品があるかないか。
◆一眼レフ
ボディはミラーレスに比べ大きいが、外装に各種ダイヤルなどを配置し、カメラに慣れていると操作しやすい。レンズから光を通して「ミラー」に反射し、光学式のファインダー越しに実際の像を映し出すことができるため、タイムラグがなく、動く被写体に最適。
◆ミラーレス一眼
カメラの部品である「ミラー」がない分(ゆえに「ミラーレス」)、ボディとレンズが小型・軽量で持ち運びしやすいのが特長。デザイン性の高い機種が多い。液晶モニターもファインダー(搭載されていない機種もある)も電子ビューのため、僅かながらタイムラグが生まれる。
STEP2.
意外と知られていない。画質を左右する“イメージセンサー”
“イメージセンサー”とは、レンズを通った光を集めて像にしてくれる部品のこと。昔のカメラでいうフィルムの役割をする部分で、このサイズが大きいほどより多くの光を取り込めるので、画質がよくなる。センサーサイズが大きいとボディも大きくなるので、カメラを選ぶうえで重要なポイントだ。代表的なサイズは「フルサイズ」「APS-C」「フォーサーズ」の3つ。

STEP3.
見落としガチ。あると嬉しい4つのボディスペック
長く一緒にいる相棒ゆえに、ハード面も満足いくものを選びたい。矢島さん的“入門者向け!使い勝手を左右するボディスペック4つ”はこちら。

Point.1 集中して撮影できる“ファインダー”
ミラーレスには、小型化を優先してファインダーが付いていないタイプもある。液晶モニターは大きくて使いやすいが、明るい場所では細部が見えづらいという欠点が。なにより、ファインダーを覗き込むことで集中して撮影できるのがいい。
Point.2  目線を越えた角度で撮れる“動くモニター”
液晶モニターが動くタイプは、頭の上からの撮影や地面スレスレからの撮影などに便利。さらに自分の目線を越えた角度から写真が撮れるので、今まで撮ったことがない構図にもチャレンジしてみるという楽しみも。主に上下左右に動くバリアングル式と、上下に動かせて光軸をずらさないチルト式がある。
Point.3  なんだかんだ操作が楽な“タッチパネル”
カメラに慣れるとダイヤル操作も便利だが、スマホ世代には圧倒的に楽な操作感。上位機種になると搭載されていないことが多い。
Point.4  手にしっくりくる“グリップ感”
結局のところ、自分の手との相性が大切。それなりに重さもあるし、撮るときに持ちやすいかは大事。店頭で手に持ってみてしっくりくるものを選ぼう。
STEP4.
撮りたいモノで優先度が変わる、代表的な4つの機能
最近のカメラは画素数や手ぶれ補正機能など、基本性能は軒並み高い。カメラ選びで大事なのは、「操作がしやすい」「よく使う機能の性能の高い」といった、自分ならではのチェックポイントを持つこと。撮りたいシーンで優先度が変わる、代表的な4つの機能がこちら。
一瞬を逃さない“AFの速さ”
AF=カメラが自動的にピント合わせをしてくれる「オートフォーカス」のこと。動いている子どもの一瞬の表情を、ボケずに撮影したいとき、そのピント合わせの速さがポイントとなる。一般的には、光学式のファインダーで撮影できる一眼レフの方がミラーレスよりAF速度が速い。
夜景を撮りたい人は“常用ISO感度” の高い機種を
ISO感度は、レンズを通して入ってきた光を捉える感度こと。表示は、ISO100・200・400・800…6400などで、MAXは機種によって違う。暗い場所でも、数値を高く設定すると手ぶれなく撮れるが、比例してノイズが出てしまうというデメリットも。購入時は常用ISO感度の数値もチェックしよう。

子供やペット、乗り物などを撮るときにチェックしたい “連写速度”
走っている子供や犬、クルマなど、高速で動いているものを撮影するときに重要なのが“連写速度”。「1秒間に何コマ撮れるか」を基準に選ぶ。また、メモリーカードの処理速度も関係するので、CLASS10以上のSDカードを選ぶのがおすすめ。

使用頻度の高い“露出補正”のダイヤルの位置
“露出補正”とは、カメラの自動露出では思ったような明るさにならないときに、イメージ通りの明るさに調整できる機能のこと。プラスにすると明るく、マイナスにすると暗くなる。ボディ上面などに独立したダイヤルがあると使いやすいのでおすすめ。
Profile
矢島 直美(やじま・なおみ)

カメラを中心に育児、動物、食など、暮らしまわりの雑誌・書籍・広告の企画編集やイベントを行う「エチカ」代表。2008年より雑誌「カメラ日和」編集長をつとめる。2016年6月より、写真教室「たのしいカメラ学校(@tanoshiicamera)」を開校。
公式サイト:[[URL BLANK:http://www.etica.jp">https://etica.jp
(取材・文 / 駒場彩佳)
趣味特集:『春、大人だからこそ、“新人”をはじめよう。』その他の特集もチェック!

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