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次のインテリアグリーンはコレ 摩訶不思議な“塊根植物”【男のコレクション】

LIFE
自分が好きなモノをひたすら集め、それらに囲まれて暮らすコレクターたち。なんとも幸せそうで、ちょっとうらやましい。人には理解されにくいけど、楽しそうに暮らす男たちを取材した。
1人目は、塊根(かいこん)植物に魅了され、集めること約100個。インテリアグリーンブームの前からコツコツと集め続けている、塊根植物コレクター・川村達郎さん。

塊根植物っていったいなに!? 聞けば聞くほど得体が知れなくて面白い、そんな塊根植物の魅力を教えてもらった。
塊根植物っていったい何??
英語名はコーデックスと呼ばれ、広く括ると多肉植物の仲間だそう。根や幹の部分が木質化して硬く、太くなっており、その肥大化した部分が貯水タンクの役割をしている。「アフリカなどの乾いた過酷な地域に生えていて、長期の干ばつに耐えられるようになっています。でも詳しいことはあまり知られていませんし、僕もよくわからないです(笑)」

魅力01 ビジュアルにベタ惚れ。1個買ったらもう止まらない
小さい頃から生き物を育てるのが好きだったという川村さん。イグアナやリクガメや熱帯魚などちょっと珍しいペットを育てつつ、観葉植物も実家にたくさんあったそう。

「中学、高校の頃から多肉植物とかサボテンが好きで、植物屋をいろいろと回っていました。マニアックな店にも行くようになって、そこで驚くような値段が付いている植物を見たんです。『誰が買うんだろう?』って疑問に思うほど。1個数万円するんですよ」

植物とは思えない値段に最初は驚きつつ、次の瞬間にはそのビジュアルにベタ惚れ。それが塊根植物だった。
「ひと目見たときから、何だこれ?かっこいい!と思いました。形が独特で、オブジェに近いですよね。もともとインテリアが好きなんですが、それに近いというか」。1個買ったが最後。高いという感覚も薄れていき、気が付けばコレクターに。
魅力02 試行錯誤が面白い。男の研究心をくすぐる植物
最初に手に入れたのは、約1万円の『ロスラーツム』。塊根植物愛好家になった今振り返ると、「いい買い物をしたな」と思うそう。けど、普通の人には理解できない値段。当時の川村さんにとってももちろんそうで、「高いお金を払ったのに、枯らしたら終わりじゃないですか。枯らしたくないから、育て方をすごく調べました」。
「そして調べれば調べるほど、塊根植物といっても驚くほどたくさんの種類があって、実態があまり解明されていないことがわかりました。プロでも枯らしてしまうほど、育て方が難しいらしいです」。謎が多くて扱いが難しい、常に腕前が試されるような感覚がたまらなくて、どんどんはまっていった。
魅力03 とても成長が遅い。だからさりげない変化で大喜び
驚くほど成長が遅い塊根植物。買ってからもほとんど変化がないそうで、「大まかに夏型と冬型の2種類があるんですが、夏型は秋に葉が全部落ちます。日本の冬は寒いので、そのまま冬眠のように変化がなく、5月、6月ぐらいにある日突然、プツっと芽がでるんです。それが最高に嬉しい瞬間ですね。育てている実感が唯一持てるとき」
春になっても芽が出なかったら、そこで初めて死んでしまっている可能性を疑う。「盆栽に近いかも」と川村さんが言うように、手間隙をかけて大事に育て、さりげない変化を喜ぶ。それが、愛着が沸くメカニズム。
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