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(更新: ORICON NEWS

ロマン溢れる“クラシックメガネ”の世界 コレクター岡田哲哉【男のコレクション】


次に仕掛けたい注目のデザイン
日本のメガネ界を牽引してきた岡田さんが注目する、次に仕掛けていきたいアイテムは次の2つ。相反するものだけど、そこには日本におけるファッションメガネの更なる成熟に向けた、岡田さんの思いがある。
01 存在感のある“細メタル”タイプ

「(前述の)ダブルブリッジに限らず、細いメタルフレームのメガネがヨーロッパのブランドを中心に出てきています。日本ではまだかけている人が少ないですね。細いと存在感が消えてしまいがちですが、“細いけど存在感のある”メガネを提案していきたいと思っています」。



02 逆に“太フレーム”のメガネ 

“細メタル”を仕掛けながら、平行して“太フレーム”も押したいという岡田さん。その理由は―

「ファッションメガネが浸透しはじめた頃は、トレンドが作られて、それに乗る人が多かった。けど、最近ではトレンドに乗らない人も多くなってきました。あえて間逆のものをいく人もいます。アメリカは地域ごとのトレンドはありますが全国的な流れはない。日本もそうなってきているのかなと思いますね」。同時進行でいろいろなトレンドがあると、提案できるものが増えて楽しいという。
似合うメガネの見つけ方
メガネを選ぶときには、その人の服装や顔、使う場所、普段の環境、どんな人かも含め、全体のバランスを見ると話す岡田さん。数え切れないほどのお客さんにメガネを提案してきた彼に、自分に合うメガネの見つけ方を教えてもらった。

試着するときは、鏡から離れて全身をチェックするのがポイントです。鏡に張り付くように顔とメガネだけを見ていると、妙に細かいところが気になってしまい、似合うか似合わないか正しく判断できません。人が誰かを見るときは、全体で印象を捉えますよね。メガネを選ぶときもそれが大事。一見、存在感が強くて派手なメガネも鏡から離れて見てみると『ありだな』と思ったりします」。

また、仕事用で使いたいなら仕事のスタイルで試着するべきだという。「週末に普段着でお店に行って決めるのは、失敗する可能性が高いです。髪も平日のようにセットをしていないでしょうし、普段着だと、本来はスーツに合うメガネがしっくりこなくなってしまうので」。 



岡田さんのコレクションにある数々の“クラシックメガネ”。作られた年代ごとの特徴やアンティークならではの色合い、デザインがなんともかっこいい。ファッションメガネの人気によって、安価で気軽に手に入るようになったデザイン性の高いメガネ。それらももちろんいいけれど、アンティークや一点もの、職人やデザイナーが本気で作ったこだわりのアイテムから、自分に合うメガネを探してみるのも楽しい。
profile
岡田 哲哉(おかだ てつや)

1959年広島生まれ。大学卒業後、都銀勤務を経て大手眼鏡販売会社に入社。NY支店に勤務して米国の眼鏡士資格を取得、海外折衝業務などで経験を積む。1998年にグローブスペックス設立。渋谷と代官山に2店舗を営み、6海外ブランドの日本総代理店を務めている。昨年リニューアルした代官山の店舗が、今年2月にイタリア・ミラノで行われた世界最大級の眼鏡国際展示会であるMIDO展にて、世界一の眼鏡店としてBestore Awardの賞を授与された。
■取材協力
『GLOBE SPECS 渋谷店』
住所:東京都渋谷区神南1-7-9 1F
電話番号:03-5459-8377
営業時間:11:30 - 20:00
定休日:なし(年始を除く)
公式サイト:http://www.globespecs.co.jp/(外部サイト)

(写真/片山 拓、取材・文/駒場 彩佳)

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