(更新:)
ORICON NEWS
長渕剛5年3カ月ぶりのアルバム「BLACK TRAIN」から見る“熱さ”の源とは
自分のために生きることが、誰かのためになっていく
タイトル通りのストレートなメッセージを歌い上げた、東日本大震災後に日本中が共有した“絆”を発端に生まれたロックナンバー。
――「自分のために」っていう曲も男が勇気づけられる曲と思います。長渕さんは本当にストレートに「自分のために生きていれば何にでもなれる」と、さらに探し物が見つかると人間は生きていけるとおっしゃっています。実際、世の働き盛りの男たちは家族のため、会社のため、自分を犠牲にして誰かのために生きている人は多いと思います。長渕さんから見ると“自分のために”生きている人が少ないと感じたのでしょうか。
「人のことはよく分からないんだけれどね、僕自身が勘違いして“この人のために身を捧げよう”と思ったこともある。70歳、80歳、90歳になれば、実績やいろんなことが『ああこうだったんだな』って思うときがあるだろうけれど…あんまり若い時はアイツの為とかコイツの為とか思わないほうがいいよ。ロクなことが起きない。一番正直な答えは「自分のために」。どれだけ衰弱しようが、世間に叩かれようが、とにかく我が道を貫くこと。弱さも内包して、泣きながら、怒りながら、そして時代という鏡に自分の爪痕をガリガリガリガリと引っかいて残す」
――誰かのために生きていても、自分本来の願望や、感じていることは絶対的な事実なんですよね。それを無理に押し殺すことはせずに、ベクトルを自分のために行動するべきだということですね。
ニューアルバム『BLACK TRAIN』より熱きメッセージを届ける!!