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長渕剛5年3カ月ぶりのアルバム「BLACK TRAIN」から見る“熱さ”の源とは

CULTURE
人の心を動かす熱いメッセージ性と情緒的なメロディーがファンを掴む、日本を代表するミュージシャンの1人・長渕剛。何故、長渕剛の歌は男の心を揺さぶるのか。OLIVERだけに語ってくれた、独占インタビューを2回に渡って特集する。第1弾は8月16日にリリースされる5年3カ月ぶりのオリジナルアルバム『BLACK TRAIN』の制作秘話や楽曲に込めた想いに迫った。
男・長渕剛伝説

・ソロアーティストとしてアルバム初登場1位獲得数12作品
・シングル・アルバム総売上は2000万枚を突破(2160.1万枚)※オリコン調べ 2017/8/14付現在
・『家族ゲーム』『とんぼ』『しゃぼん玉』『RUN』などドラマの主演も務め、俳優としても評価される
・藤原竜也など多数の著名人がファンを公言
・『アメトーク』『くりぃむなんとか』等多数の番組で長渕剛をテーマにした企画が人気を博す
・2004年8月21日、地元の鹿児島県、桜島山麓にて前人未踏の7万5000人オールナイトコンサートを実施
・2010年、デビュー30周年記念プレミアムBOXセット『30th Anniversary BOX from TSUYOSHI NAGABUCHI PREMIUM』が、それまでの総合首位を記録していた『ザ・ビートルズ・アンソロジー』を抜くミュージックDVD作品最高額総合首位記録となる
・2011年、東日本大震災の復興支援で、航空自衛隊松島基地で約1500人の隊員を前に激励ライブを行い、アーティストとして初めて防衛省から特別感謝状を贈呈される
・2013年、表参道ヒルズで詩画展を開催。オープニングセレモニーで書いた一文字は「殺」
・2015年、8月22日、静岡県の富士山の麓の特設ステージで、全国から約10万人の観衆を集めてのオールナイトコンサートを敢行し、大成功を収めた。
8月16日リリース 長渕剛『BLACK TRAIN』(左:初回限定盤、右:通常盤)

8月16日リリース 長渕剛『BLACK TRAIN』(左:初回限定盤、右:通常盤)

長渕剛『BLACK TRAIN』

M1 Black Train
M2 嘆きのコーヒーサイフォン
M3 Loser
M4 かあちゃんの歌
M5 マジヤベエ!
M6 ガーベラ2017
M7 愛こそすべて
M8 自分のために
M9 誰かがこの僕を
M10 Can you hear me?

何年ぶり、は関係ねえ。歌いたい時に歌う

――2012年、『Stay Alive』から5年3カ月ぶりのニュー・アルバムとなります。前人未踏の富士山麓10万人オールナイトライブなどがありましたが、どんな5年間でしたでしょうか?

「5年何カ月ぶりっていうとみんな“えっ!?”て思うのかな、俺の中でそういう発想はないんだよな。つまり、1年にアルバム出して、シングル何枚切って・・・っていうのはレコード会社との契約うんぬんの話なだけであって。それがルーティーンワークになると嫌なんだよね。俺が、アルバムを発表する根源的な理由は、俺がしゃべりたい、俺が今絶対に歌いたい、今叫びたい、お前に聴いてほしい!ってこと。そういう時にしか作品を発表しないということに、決めたんだ。それが今回はたまたま5年数カ月ぶりだったというわけだね。まだまだ歌いたいことは他にもいっぱいあったんだけどね」

――お金が目的の音楽でなく、表現が目的の音楽でありたいという思いでしょうか。今回一番叫びたかったものが、今のアルバムに詰まっているということですね。
「Black Train」は、政治家が労働者から巻き上げた巨額の金を運ぶ真っ黒な列車が現金強盗に襲われるストーリ。権力に屈せず、反旗を翻す主人公を描いた力強い楽曲だ。
――今作のタイトル曲であり、リード曲の「Black Train」のPVは、見渡す限りの地平線の荒野で、汽車を走らせて…壮大なスケールでした。あのインスピレーションはどこから?

「あれはね、ラスベガスからは1800キロ離れたところで、撮影したんです。いったい自分がどこにいるのかわからないくらいの過酷な10日間でした」

――長渕さんのことだから、まさかとは思いますが・・・荒野にレールを敷いて汽車を走らせたのかと思いましたが。
「ハッハッハ。そう思わせるようなことをやっちゃえ!ってね。PVの話が出たときにスタッフから「どうします?」って言われてさ。「どうもこうもねえよ、BLACK TRAINなんだから汽車に乗って歌おうよ、乗りてえよって、お前思わなかったか?」って。もう少年の心ですよね。レールに耳を当ててカタコト聴こえてきて…来たー!って。追いつきゃしないんだけど走って追いかけたりしてさ。その時の少年の夢ですよ。乗りてえな〜って思って、それができるところが見つかったものだからさ」

――今回長渕さんが自身で描いた絵を初回限定版のジャケットに採用していますね。その汽車がPVで実際に走って、長渕さんが列車の先頭で歌っている。あの列車は…どうやって調達したのですか?まさか列車を荒野まで持っていったのでしょうか。

「あれはね。列車の街があるんですよ。山の方は観光で来た人は列車の後ろに乗せてくれるわけ。ただし、僕がPVを撮らせてもらった荒野は、乗っちゃいけないところだった(笑)。でも僕は前に乗りたい。「前で乗って歌うんだ」って言ったら「お前何言ってんだ!?」「いや、乗りたいんだから乗せてよ」って。でもね、熱さは伝わるんですよね。「お前は困った奴だな」となってね。そのうち撮影クルー全員で、ガキみたいに悪だくみして。

「やっちゃえよ!」「今だ!OK!行け行け! 回せ回せ!」

それでガーッとやってたら、最後は呆れて笑ってたね“クレイジーだ”ってね(笑)」
アルバムには、東日本大震災に想いを馳せて書き下ろした「ガーベラ」のセルフ・リメイク「ガーベラ2017」や、「かあちゃんの歌」「愛こそすべて」などの普遍的な人間の営みを歌った楽曲なども収録し、硬軟の振れ幅のある楽曲が並ぶ。まさに長渕イズムが凝縮されたアルバムに仕上がっている。ここからは、アルバムの歌詞を題材に長渕剛が送り出す世界観に迫る。働き盛りの男たちを勇気づける3曲を題材に、男・長渕剛と語り合った。
長渕剛・WEB動画インタビュー
ニューアルバム『BLACK TRAIN』より熱きメッセージを届ける!!
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