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(更新: ORICON NEWS

“田舎暮らしをしたい!”と思ったときにすべきこと【実体験レポート】

STEP03 条件を基に効率的に物件を探す

◆格安物件には理由がある
物件は、主にインターネットと雑誌「田舎暮らしの本」(宝島社)で探した。インターネットでは「田舎 物件」などと検索すると、田舎暮らし物件専門サイトがいくつもヒットする。それらのサイトでは地域や価格、土地面積、周辺環境など、さらに詳細な検索ができるので、希望の物件をしぼっていける。都会に暮らしながら物件探しができるし、個々の不動産屋をあたるよりずっと効率的。

安価な掘り出し物を見つけると、掲載されている連絡先に問い合わせて見に行ったが、安い物件にはそれなりの理由があるもの。
土地が1000坪で古民家付き1500万円の物件は、訪れてみると家は半壊状態。一部壁がなく、屋根の修理も必要。不動産屋は500万円でもいいと言ってくれたが、どう見ても家というよりはゴミの山。

また、700坪で古民家付き400万円という物件もあったが、これもDIYではちょっとリフォームが難しいようなボロ家で、土地も大半が農地のため、農家にならないと入手できないものだった。
◆完璧な物件はない。妥協点を見つけよう

土台が傷んで家が傾いていると家起こしなどの大掛かりな修復が必要

土台が傷んで家が傾いていると家起こしなどの大掛かりな修復が必要

物件探しに費やした期間は1〜2年だが、実際に足を運んだ物件は10件あまり。

田舎の中古住宅に完璧な物件はなかなかない。どこかで妥協点は必要だと思う。結果として、私は先の古民家をもう一度見に行き、多少の問題はあったがそこに決めたのである。

田舎の格安古民家物件は、大抵水回りに問題がある。我が家は、それがまるごとなかったので、一から作ることになったのだが、トイレがくみ取り式だったり、キッチンが使い物にならなかったりというケースは少なくない。

ほかにも土台の腐食による家の傾きや雨漏りがあると、大がかりな修理が必要になる。物件を取り扱っている不動産屋に相談すれば地元の工務店や大工を紹介してくれるので、購入前に建築のプロに物件を見てもらえば、だいたいのリフォーム費用を出してくれる。
◆建物の具合は妥協ポイント。場所にはこだわりたい

移住してきたころの我が家。広い土地にポツンと家が建っている

移住してきたころの我が家。広い土地にポツンと家が建っている

物件の相場は、地域や土地の環境、築年数、広さなどいろいろな条件があり、一概には言えない。私が求めた前述のような条件の場合、1000万円以下になると土地や建物に何かしら懸念材料があった。

相場は、いくつも物件を見る中で自然につかめていくものだ。物件との出会いは運命的なところもあるが、焦りや衝動買いは禁物。古い建物は不具合を探せばキリがないが、業者に頼むにせよ自分でやるにせよ、直せば何とかなる。

それよりも、田舎暮らしを満喫するためにこだわりたいのは場所。日当たりや周辺環境、利便性、そういうものをトータルに考えて自分にとってベストな土地を見つけたい。

右の白い建物は、現在セルフビルドで建築中の新たな家

右の白い建物は、現在セルフビルドで建築中の新たな家

◆費用はピンからキリまで。予算は明確に決めよう
私の場合、物件は1000万円で購入。不動産仲介料や土地移転手続きなど、購入に要する諸経費に約90万円。まともに住めるまでの水回りのリフォームに約60万円かかっている。予算を少しオーバーする金額で決着。 

田舎暮らしをしている友人たちに聞いても、かかった費用の平均は出せなかった。そのぐらい、ライフスタイルや預貯金額などによって、予算は人それぞれ違ってくる。

20万円で80坪ほどの土地を買い、自分で小屋を建て暮らしている人もいれば、3000万円ほどで立派なログハウスを建てて暮らしている人もいる。東京都・奥多摩に住む友人は、200万円ほどで100坪の古民家付きの物件を手に入れた。なかには、月5万円の家賃で賃貸物件に暮らしている人もいる。

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