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サッカー日本代表、酒井高徳「挑戦が自分を強くする」

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メンタリティの強さに定評があるプロサッカー選手、酒井高徳。ドイツリーグや日本代表選手として一流選手がしのぎを削り合うステージで活躍する酒井が、自分との向き合い方、メンタルコントロールなどを語ってくれた。
Profile
ハンブルガーSV チームキャプテン
サッカー日本代表選手
酒井高徳

現在26歳。アルビレックス新潟でJリーガーとしてデビュー。若干20歳でドイツに渡り、以降はドイツ・ブンデスリーガでプレーを続け、現在はハンブルガーSVでチームキャプテンを務める。ブンデスリーガで日本選手がチームキャプテンを務めるのは初となる。また、日本代表選手として過去にはU-16、U-17、U-18、U-20に選出され、現在はA代表選手として招集されている。

良い状態の自分を徹底的にイメージする

Jリーグのキャリア2年目に若干20歳でドイツに渡り、日本代表選手としても活躍する。ハンブルガーSVの監督からも「酒井のメンタルはピカイチ」と評される酒井。プレッシャーとどう向き合っているのだろうか。

「20歳の頃は海外に慣れていなかったし、日本代表に呼ばれることもなかった時代でした。大丈夫かな、できるのかなっていうプレッシャーはあったのですが、経験を積むことによってプレッシャーがなくなったというよりは、長くドイツにいてプレッシャーのかかり方が変わってきました。今は、“いいプレーをしなきゃだめだ”とか、“活躍してどんどん自分を高めていかないとだめだ”、という自分で自分に対して常にプレッシャーをかけるようにしています」

今期は、ブンデスリーガで日本人初となるチームキャプテンを務め、シーズンを戦い抜いた。自分を鼓舞させるために必要なことは。

「最初やると決めた時から、何をすべきか分かっていたので、プレッシャーというよりは、『やるぞ!』『キャプテンになったからには責任はまっとうする』という想いでした。今回は残留してシーズンを終えましたけれど、試合が終わりに近づくにつれてキャプテンである重大さをどんどん認識していった。過去、一度も2部に降格したことがないチームだったので、その実感が湧けば湧くほど、自分がどういう立場にいるのかどんどんはっきりしてきました」
「試合にいくまでのルーティーン、イメージは常に大事にしています。いつも同じことをするわけではなくて、前試合の結果に合わせて。前の試合は左足からスパイクを履いた、テーピングを巻くときは左から巻いてもらったとか、細かいところまでいうとアクセサリーを外す順番までコントロールして細かく気持ちを整えています。試合に入る前はバスなどの移動中もずっと「自分が良いシチュエーションでいいプレーをしている」というシーンを自分の中で何度も再現する。「こういうシーンだったらこう動いて、こういう風にチャンスを作って、こういう守備をして…」っていうのを常にイメージしながら試合に向かっていって、ホイッスルがなるまでしっかり自分の頭と心で準備をしています」

自らを客観視しつつ、イメージによりメンタルをいい状態に持っていく。さらに続ける。

「あまり“気合入っているぞ”っていう姿を試合前には見せたくないんですよ。試合で爆発させるので、本番になったらそんなのは関係ないですが。気持ち、テンションは頭の中のイメージで作り上げています。本当にいい自分の姿をシュミレーションして、自分に言い聞かせる。“勝つんだ!勝つんだ!! いいプレーをするんだ!”っていうのが一番ですね。自分のプレー集や試合のハイライトで良かったシーンを見ています。この時はこれがよかった、ということはもちろん、自分のスタイル、プレーを再確認するという意味でも良いですね」
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