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ORICON NEWS
こだわりのコーヒーの入れ方【保存版】
P1.“自分好みの1杯を探す”一番最初にするべきこと
P2.おいしいコーヒーのための「豆選び・挽く・淹れる・保存」
P3.「シーンで豆を変える」上級者の楽しみ方
P4.コーヒーがさらに楽しくなる? “コーヒー薀蓄”
コーヒーがさらに楽しくなる? コーヒーうんちく
「いままでは量産型のコマーシャルコーヒーが主流だった」と話す堀口さん。農園ごとの味の違いまでには目が向かず、生産国単位でごっちゃに扱われるのが関の山だった。「もっといいものを飲みたい、というムーブメントが2000年ぐらいから起きて、ここ15年ぐらいで質の高い豆が流通するようになりました。とは言っても、それはコーヒー豆全体の約6〜7%程度。今後、もっと流通量が増えて、おいしいコーヒーを飲む機会が増えると嬉しい」と語る。
奥深いコーヒーの世界は、こだわる分だけ楽しめる。個人が楽しむときの“こだわりポイント”も、時代ごとに変化しているという。「最初に注目されたのは、淹れ方。そこから焙煎方法によって味が変わるということが浸透し、いまやっと、原材料の生豆の品質に目が向きました」。コーヒーを淹れる工程を逆行し、“こだわりポイント”が川上へ移行している。「コーヒーはワインと同じ」と堀口さんが言うように、今後は国やエリアはもちろん、生産者単位で楽しむことがスタンダードになるかもしれない。
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「堀口珈琲」代表
堀口俊英(ほりぐち・としひで)
日本スペシャルティコーヒー協会(SCAJ)理事。日本コーヒー文化学会常任理事。1990年世田谷区に「堀口珈琲」を開業。日本におけるスペシャルティコーヒーのパイオニア。喫茶・カフェの開業支援を行うほか、年間100回のコーヒー関連セミナーを主催。「珈琲の教科書」(新星出版社)、「コーヒーのすべてがわかる事典](ナツメ社)「スペシャルティコーヒーの本」(旭屋出版)その他著作多数