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キングコング西野亮廣が上場企業のデタラメ顧問に就任!副業の考え方と働き方の未来を語る

BUSINESS
お笑いコンビ「キングコング」のメンバー・天才お笑い芸人西野亮廣氏が、『働くを通して人々に笑顔を』という企業理念を掲げる東証一部上場企業のクラウドワークス社に、「デタラメ顧問」として迎え入れる。代表取締役吉田浩一郎氏と、西野亮廣氏(キングコング、以下太字)によってクラウドワークス内でトークセッションが5月13日(金)に行われ、西野が副業や働き方について独自の考えを語った。

0か100か。自分にしか出来ないことに、思い切って挑戦する勇気

―現在ロボットやAIが台頭してくる中で、人間の労働が奪われるという話が盛んです。そういう話は、どうしても暗い文脈で話されがち。「働くを通して人々に笑顔を」を理念として掲げているクラウドワークスとしては、そういうことをずっと悩んでいました。そこでお笑い芸人でもあり、マルチな才能で新しい働き方を実践する西野さんに、凝り固まった発想でなく、自由な発想で我々の働くに対する考え方をぶった切ってもらおうと思い立ったのが、デタラメ顧問のきっかけです。西野さんといえば、テレビ番組に依存する働き方に疑問を持って、様々な分野でご活躍されていますが、そのきっかけはなんだったのですか?

芸人といえば漫才、コント、新喜劇。そこで芽が出て、テレビに出演して、という出世コースがあります。芸人は舞台やライブだけではご飯を食べていけないために、テレビに出ないといけないんですね。しかし、テレビが?おばちゃんメディア化?していて、どんどんおばちゃん層向けになっている昨今、芸人もどうしてもその方向でサイズダウンしなくちゃいけない現状があります。あんまり出たくなくても、グルメや情報番組に出ないと食べていけない。そのくくりの中でサイズダウンしながら、面白いことをやらなくてはいけない。大前提として、テレビと交渉できる状況を作っておかないと、自分が面白いと思うことができないことに気付いたんです。それからは、テレビだけでなく、ライブできちんと収入を得られるように心がけ始めました。

―それまでテレビで絶好調に活躍していたわけじゃないですか。それをいきなり辞めてしまうということに、恐怖はなかったのですか?

確かに、ゴールデン番組も持っているし、ほぼ全局でMCもやって、芸人を始めた頃に「自分がこうなりたい」と思うところにはいたんです。しかし、確かに収入や知名度は上がったけれど、スターにはなっていないなと気付いた。僕がテレビで見ていたダウンタウンさんやナインティナインさんは、紛れもなくスターだったんです。あの人たちが何かを発信するとすごく騒がれる。それに対して僕は、認知度や露出度は上がっても、影響力はなかった。

このやり方は自分には向いていないと思いました。考えてみれば僕の目的は芸能界で単に生きていくことではなく、ウォルトディズニーを倒すこと(笑)。このままでは無理だと、芸能界で先細りしていく自分の未来が見えたんです。僕らの世界では、70点の自分なんて、何もできていないのと同じなんです。出されたボールはなんとなく打つことができたけれど、ホームランを打ったり、伝説は残せていなかった。

そこでマネージャー陣と相方に、テレビを辞めると話しました。その時からひな壇も辞めましたね。当時はテレビが一番の収入源だったので、それをすっぱり切ってしまおうと。それは、腕を切り落としてしまおうというのと同じ。動物の良いところは、それでも生きていこうとすることですよね。そうすると、最初は苦しいけれど、そのうち足で腕の代わりができるようになるかもしれない。そうすれば、結果的に唯一無二の存在になれる。そうやって自分を追い詰めることで、何かが生まれると思ったんです。

―確かに、それはロボットやAIには出来ない発想ですね(笑)。70点くらいの仕事はすべてロボットにやらせた方が良いというのは、もうこれからどんどん世の中の常識になっていく。西野さんの0か100かというのは、ロボットにはできない仕事論だと思います。
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