OLIVER

『ワールドクラス』に見る、世界が注目する日本のバーテンダー

PLAY
世界最高峰のバーテンダーを決める為、世界最大のスピリッツカンパニーであるディアジオ社(本拠地:ロンドン)が主催する『ワールドクラス2016 グローバルファイナル(世界大会)』に出場するジャパンファイナル(日本代表選考会)が6月5日と6日の2日間、東京の品川プリンスホテル クラブeXにて開催され、優勝者(日本代表)が決定した。大阪府にあるバー「Bar, K」に勤務する藤井 隆(ふじい りゅう・33歳 兵庫県出身)さんが今秋、“日本の顔”として米・フロリダ州マイアミで行われる世界大会に出場し頂点を目指す。

日本大会を主催するキリン・ディアジオ株式会社、ワールドクラス日本大会運営責任者の中牟田孝一氏に、“世界レベル”と隆盛をみせる日本のバーテンダーの現状について話を伺った。

世界最大級のバーテンダーのコンペティション『ワールドクラス』とは

『ワールドクラス』は“Raising the Bar(レイジング・ザ・バー)”をコンセプトとしたバーテンダー・コンペティションであり、主催者であるディアジオ社とバーテンダーが共にバーのレベルを高めて、お客様にバーの魅力を伝えていくことを目的としている。その為に、世界中のバーテンダーが、切磋琢磨する場を提供することを大切に考えている。年に1度開催され、今年で8回目を迎えたが、過去7回大会のうち、日本だけが2度も世界チャンピオンを輩出している唯一の国である。近年では、世界約60カ国、2万人を超えるバーテンダーが参加するこの大会において、ハイレベルな日本のバー業界は“世界基準”として各国から注目を浴びている。

今年のジャパンファイナルでは、創造性と味わいを競う「Original Cocktail Challenge」、スピードと正確さを競う「Speed & Taste Challenge」、特定のテーマに沿ったカクテル作りの「The 4 Seasons Challenge」「Miami Day & Night Challenge」の4種目のチャレンジ(競技)を実施した。

世界大会ではコンセプトバー作りなどさらに難易度の高いチャレンジ(競技)の出題等が予想され、カクテルの味わいだけではなく、パーソナリティ、プレゼンテーション等、バーテンダーに必要な能力が多角的に審査されることになる。

世界一の日本人バーテンダー 「ワールドチャンピオン」プレイバック

2011年World Best Bartender of the Year
大竹学(東京都・パレスホテル東京 「ロイヤル バー」勤務)
大竹氏が普段から大切に考える「丁寧かつ確実な仕事」「ホスピタリティあふれる仕事」「最高に美味しいものを作る」この3つを常に肝に銘じて全てのチャレンジに臨み、“きれいな仕事ぶり”と迫力あるプレゼンテーションが評価され世界一の座に輝いた。

大竹氏が普段から大切に考える「丁寧かつ確実な仕事」「ホスピタリティあふれる仕事」「最高に美味しいものを作る」この3つを常に肝に銘じて全てのチャレンジに臨み、“きれいな仕事ぶり”と迫力あるプレゼンテーションが評価され世界一の座に輝いた。

2015年World Best Bartender of the Year
金子道人(奈良県・「LAMP BAR」勤務)
上品で繊細なカクテルは勿論のこと、審査員をお客様と捉え、一人ひとりに合わせたおもてなしのプレゼンテーション、緻密なストーリーの組み立てが評価され、日本人で2人目となる世界チャンピオンが誕生。日本のバーは世界基準であることを知らしめた。

上品で繊細なカクテルは勿論のこと、審査員をお客様と捉え、一人ひとりに合わせたおもてなしのプレゼンテーション、緻密なストーリーの組み立てが評価され、日本人で2人目となる世界チャンピオンが誕生。日本のバーは世界基準であることを知らしめた。

2016年日本代表藤井氏「日々の日本のバーテンダーとしての仕事を見せたい」

2016年大会の日本代表に選ばれた藤井さんは、2011年から『ワールドクラス』にチャレンジを続け、今年悲願の優勝を遂げた。

「日本代表選考に向けて、先輩や周りの方々のサポートなしでは優勝できなかった。自分としてはまだまだ70点。9月末のファイナルまで、限られた時間で自分を高めて過去の先輩に負けないくらい、もう一度日本が世界一を取れるようにがんばりたい」とバー業界を牽引する者として意気込みを語った。
日本のバーは世界トップクラスのパフォーマンス

「他の選手のプレゼンの表現がとても豊かで、こういう伝え方もあるんだって勉強になりました。そして一番大切なのは、それを味に表現することです。日本らしい素材を使うだけでなく、正確さや日々やっている仕事を世界大会で再現することこそが、日本のバーテンダーらしさになると思います」

そう藤井さんが語るとおり、日本の強みとなるのが「おもてなし」の心だ。昨年の世界王者の金子道人氏によると、日本のバーテンディングは独自の進化を遂げていて、「ガラパゴス」と表現されることもあるという。海外は生産性・合理性を求めるが、日本はおしぼりを出すところから始まり、コースターなど細部のアイテムにもこだわる。バーテンダー自らの所作にも厳しく、お客さんのちょっとした変化に気づくなど、カクテルを作り提供する以外の事にも日常的に気を配っていて、またそれができるのが良いバーテンダーとしての共通認識がある。毎年日本のバーには海外の選手が来て研究していく。日本人は世界のバーテンダーの目標の一つになっているという。
Sponsored byキリン・ディアジオ
タグ
  • Facebook
  • Twitter
  • Google+
  • Pinterest

ARTICLES関連記事