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(更新: ORICON NEWS

長谷川京子 「夏の夜が好き」

運はタイミング。チャンスは自分で掴む

今や出演オファーは尽きず、出演作によって様々な顔を見せる長谷川だが、モデルから女優への道を選んだのは、表現することへの欲求が高まったからだという。

「以前所属していた事務所の社長に、初めから女優をやるように言われていたんです。ですが、当時は、自分たち世代が読む雑誌のモデルさんがすごく好きで、モデルをやりたくてこの世界に入ったんで、自分が女優だなんてとんでもない…と思っていました。でも、刷り込みなんでしょうかね(苦笑)、いつか自分は女優をやるんだ…とも、漠然と思っていました。それからモデルの仕事は順調で、表紙をもやらせてもらえるようになってしばらくしたときに、写真の世界だけでなく、もっといろいろな表現をしたい…もっといろいろな人に自分を知ってもらいたいと思うようになって、女優の仕事を本格的に考え始めたんです」

現在もファッション誌に登場する長谷川だが、モデル時代は、長谷川のファッションを真似る女性が沢山出現し、「ハセキョー現象」と呼ばれた。そんな人気トップモデルの座に固執することなく、次のステップへ進んだ長谷川が、女優という仕事にのめり込むきっかけになった作品があるという。

「2007年にNHKで『海峡』というスペシャルドラマの主演をさせていただいたんです。作品もさることながら、監督が素晴らしい人格者で、監督との出会いは大きかったですね。監督の作品に対する愛情に触れ、監督から役者として愛情を受けると、身も引き締まりました。自分もこういう人間になりたい、こんな風に自分のやってる作品に愛情をかけられるようになりたいと思ったんです。今まで、大好きな監督に何人も出会えたことが、女優としてさらに上を目指そうと思う原動力でしたね」

出演作品との出会いはもちろん、監督やスタッフの作品への想いが、女優としてのエネルギーの源となる。モノ作りの現場が好きで、さらに今、演じることへの意欲が高まっている長谷川だが、結婚・出産を経験し、仕事に対する想いに変化があったという。

「子どもに関わる時間が増えた分、仕事をできる時間が以前よりも少なくなったことで、仕事をいただけることのありがたみが“本当に”分かりました。オファーをしてくださった方の気持ちに、その方の気持ち以上に返したい…と思うようになりました。それに仕事の運ってタイミングで、待っていれば来る時もあるけど、結局その運を掴むのは自分だと思うんです。いつ来てもいい準備をして、くる運は自分で掴むんだ…と思っていたら、今年は次々とお話をいただいて…。だから私、今年すごくがんばってるんです(笑)」

写真から映像の世界に飛び込んた長谷川は、女優の仕事をひとつずつクリアしていく度に、モノ作りの魅力にはまり、たくさんの出会いを通じ、女優としての才能を開花してきた。近年ではイメージと異なる犯罪者役までも演じ、仕事の幅を広げている。そんな長谷川がこの夏演じるのは、アラフォー主婦の切ない純愛物語だ。

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