OLIVER

夏が好きになる「本・映画・音楽」

CULTURE
マンスリーテーマに沿った作品を紹介する連載カルチャーコラム。今月のテーマは、夏本番に先駆けて「夏が楽しみになる作品」を案内人の方々から推薦いただいた。時代を超えて愛される名作に触れ、新しい興味の扉を開いてみては。
<BOOK>

夏といえば…ビールを飲みたくてたまらなくなる

東海林さだお 、川上弘美、 阿川佐和子ほか計41名/PARCO出版

東海林さだお 、川上弘美、 阿川佐和子ほか計41名/PARCO出版

BOOK1 『アンソロジービール』(2014年)

「夏といえば…の“ビール”好きの方にはたまらない本かと思います。さまざまな作家によるビールについてのお話しが41話。カラカラに渇いた喉が潤う感じ、暑さでヘトヘトになった日にカーッと一杯やった時の幸福感…ああ、我慢できない、飲みたい、ビールが飲みたい!そんな気分にさせてくれる一冊。ちなみに、私があまりビール好きではなかった頃、この中の1編を読んで『なんて美味しそうなんだ、ビール!』と、喉が鳴った思い出があります。ですからきっと、ビール党でない方にもお楽しみいただけると思います」

読んで涼むお風呂の本

藤森照信、乾久美子、藤本壮介、石上純也、トラフ、永山祐子/TOTO出版

藤森照信、乾久美子、藤本壮介、石上純也、トラフ、永山祐子/TOTO出版

BOOK2 『Bath Views』(2009年)

「小さい頃、夏の日に学校から帰ってきて真昼間にお風呂に入って汗を流した記憶。私にとって、明るい日の光の中でのお風呂は夏と結びついています。そんな背景から推薦するのがこちらの一冊。建築家の方々が新しいお風呂を考えた本で、建築家それぞれのお風呂についての話しが興味深い上に、写真を眺めていると心地よく涼しくなってきます。夏の楽しみ方、涼み方はいろいろありますが、涼しげなお風呂の本を眺めて過ごしてみるのも夏ならではかと」

夏は避暑地に行きますか?

遠藤周作、 和田 誠/講談社

遠藤周作、 和田 誠/講談社

BOOK3 『ユーモア小説集』(1973年)

「ユーモアあふれる話ばかりを集めた短編集。この中の『軽井沢』と題された一編を読むと夏気分も高まります。軽井沢といえば避暑地ですが、イメージとしての軽井沢と、現実の軽井沢のギャップに苦しめられる家族の様子がなんとも滑稽。今年は避暑地で優雅に過ごすんだと計画していた方には申し訳ないのですが、今年の夏は避暑地には行かず家でのんびり過ごそうかな、という気分にもさせられるお話しです」

この夏は、目の中の虫を楽しむ!?

赤瀬川原平/河出書房新社

赤瀬川原平/河出書房新社

BOOK4 『妄想科学小説』(2015年)

「特に夏になると、自転車に乗っている時や散歩中にやたら虫が目の中に入ってきて困りませんか? あの、細かくて、しつこい虫たち。わっ、まただと思っても時すでに遅しで、虫をうまく避けられずに目に飛び込んできます。目の中の虫はやだなぁと思っていた所、その出来事を楽しんでいる人がいました。この本に収められた『虫の墓場』。左目にばかり虫が飛びこんでくる原因についてあれやこれや考えている話。なんともおバカなお話しですが、面白い。面白くて『もう、今年の夏は目に飛び込んでくる虫を大いに楽しむ!』そう決断させてくれます」
recommendation
リーディングスタイル
書籍統括マネージャー 松島輝枝さん

スタッフが一点一点こだわってセレクトした、大人の知的好奇心を刺激する書籍と遊び心を刺激する雑貨を揃え、店内の書籍を試読できるカフェも併設するライフスタイル提案型のブックカフェを展開する「リーディングスタイル」。「マルノウチリーディングスタイル」はその旗艦店として東京・丸の内の商業施設「KITTE」4Fに出店。365日それぞれに推薦書物を展開する「バースデー文庫」などの企画は全国的にも話題になった。リーディングスタイルプロジェクトとして「solid&liquid MACHIDA/TENJIN」「スタンダードブックストアあべの」「BOWL 富士見/海老名」なども展開する。
http://www.readingstyle.co.jp/
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