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(更新: ORICON NEWS

KIRINJI 堀込高樹 「大事な部分は変わらない」

新しい音楽の作り方を体験できた

「インストゥメンタルのような、半分セリフでできているような、もともとライブで演奏していた曲があって、それが「The Great Journey feat. RHYMESTER」のベースになっています。すごくかっこいい曲だったんですが、その上にもっとガツンとしたものが乗った方が、トラックの厚さに見合う曲になるなと思っていて。何かいい方法ないかなと思っていた時に、ラップというアイデアが出て来ました。そして“圧”のあるラップができる人がいいと、なおかつ、こういうコラボに興味を持ってくれる人って考えたら、RHYMESTERでした。日本語ラップを定着させた人であるとか、そういうことよりも、単純に彼らの声やエネルギー、存在感を求めました」


「元となるライブ音源をブラッシュアップしたデモテープをこちらで作ったんです。その時点でイントロもできていて、宇多丸さんとMummy-Dさんに聴いてもらいました。歌詞の内容についてはまずテーマを決めて、それを彼らに投げかけました。それで何度かやり取りした後でラップを録音して、それを聴いて今度はこちらがさらに質やメロディー、押しの部分を追加したり、彼らの方でも追加してきたり。お互いが出してきたものを聴いて、揉んでの繰り返しでした。サウンドだけでなく、歌詞にもお互いのアイデアがフィードバックされていて、Mummy-Dさんが考えた印象的なフレーズやコーラスが乗っていたりします」

RHYMESTERの3人

RHYMESTERの3人

「歌詞の内容を共同で作ったり、重要なメロディーをMummy-Dさんが作ってくれたんですが、今のKIRINJIも、基本歌詞は僕ですし、アレンジメントのアイデアはメンバーから当然出てくるものの、曲の骨格みたいなものは僕が作っています。でも今回は組み立てるところからRHYMESTERと一緒に作業したので、すごく勉強になりました」

新しいことに着手したり、続いてきた流れややり方を変えることは非常にエネルギーが必要だ。だが、堀込は今回の変化は、これまでと本質的には変わっていないと語る。

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