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安藤政信「旬な俳優たちが集う、刺激的な現場だった」

旬な役者たちが集う刺激的な現場

「永山絢斗、間宮祥太郎、YOUNG DAIS、太賀、などみんな芝居に対する熱が凄かったので、僕自身引っ張ってもらえたと思います。みんなの気持ちが“絶対に良い作品を作るんだ”と一体化していくのを感じたし現場は毎日すごく楽しかった。山田くん率いるカウカウファイナンスチームに対して、僕ら「誠愛の家」チームは“俺たちはあいつらに負けない”という強い気持ちがありました」

劇中に出てくる誠愛の家は職も家もない人に借金を追わせて住む所を与え、過酷な労働に従事させてピンハネしている顎戸三兄弟のアジトのような場所。本作はロケ場所にも徹底的にこだわっている。「誠愛の家」は山奥にあり、携帯の電波が入らない場所で5日間、朝から深夜までロケが行われ、キャスト、スタッフも相当キツい目に合ったという。

「丹沢の僻地に隔離されたような状況で撮影していたので、リアルに誠愛の家の感じが画面に映ってると思います。撮影中は健康ランドに宿泊していたんですけど、現場までトラックに乗せられて芝居してまた帰っていくというのが…本当に気持ちが荒んでいったので、凄くリアルに表現できたと思いますよ。良いホテルに泊まるよりも良かったのかも。今思うと…あれも監督の演出だったのかもしれませんね(笑)」

その誠愛の家の舞台となったのが丹沢の山奥だそうで、過酷な環境で撮影を行ったからこそ若手の役者からベテランの役者まで一丸となって集中できたのではないだろうか。その静かなる熱い思いが通じたのか、初共演の山田孝之との撮影シーンを撮り終えると「また絶対に(一緒に芝居を)やろう」と握手を交わしたという。

「山口さんは、こちらの予想をことごとく覆す不思議な演出をする方でした。苛烈な下層労働者の実態をリアルに描くのかとおもわせておいて、ふいにユーモアやファンタジックな描写を入れてくることにも驚きました」

誠愛の家が現実にあるとすればそれはもっと荒んだ場所かもしれないが、安藤の語る通り、小道具やクスリと笑わせる細かな演出がそこかしこにちりばめられている。リアリティーとユーモアの交錯も本作品の見どころのようだ。そんなつらい(?)ロケ現場で印象的なことがあった。

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