• ORICON MUSIC(オリコンミュージック)
  • ドラマ&映画(by オリコンニュース)
  • アニメ&ゲーム(by オリコンニュース)
  • eltha(エルザ by オリコンニュース)
(更新: ORICON NEWS

唐沢寿明「自分を変え続ける」

読者へメッセージ「芝居のつもりで、1日だけ苦手なことをやれ」

「自分を変えることじゃないかな。芸能界にもよくいるんだけど、人見知りで挨拶ができない人はダメだよね。そんな人のところには人は集まってこないから、いずれ孤立してしまう。だから芝居のつもりで思い切って“人見知りじゃない自分を1日演じてみよう”とか、自分が苦手なことを1日だけでもやってみるとすごく状況や周りが変わると思うよ。

僕が劇団で芝居をしていた20歳ぐらいの時に、いつも“すみません、すみません”と謝ってばかりの知り合いがいたの。で、なんで謝ってるのか疑問に思いながらも僕も真似して1日やってみたんだよね。そしたら思いのほか周りからの評判がよくてさ(笑)。もちろん1日でやめたけど、そういうチャレンジって大事だなと実感できた。だから得意なことと苦手なことを自分の中で使い分けできたら人生楽しめるんじゃないかな」

苦手なことを克服して武器に変えていくことが人生を楽しむコツになる。変わろうとする気持ちさえあれば、誰しもがチャレンジできることだ。結果を出し続けてきた唐沢の言葉は、明日を楽しく生きるヒントになるかもしれない。最後に今作の魅力についても語ってくれた。

「僕が子供の頃に観ていたドラマって、構造が単純で面白い作品が沢山あったんです。今は展開をひねりすぎていたり、海外ドラマに似た作品も多い。日本のドラマには日本のドラマの良さがあると思っていますが、そんななか、『ラストコップ』はドイツのドラマのリメイクだけど全く違う作品になってると思います。そもそもドイツ版はコメディじゃないしね(笑)。真面目に面白いことをやるのが日本人にウケるポイントなんじゃないかな。

悪い奴が沢山出てきて、それを京極と亮太が退治していくっていう基本的な部分は前作から変わらないと思います。カグラという悪が前作では登場するけど、カグラってテロリストと変わらないんだよね。そういう意味では今の世の中を反映してるきちんとしたドラマでもあるし、更にパワーアップしています」
唐沢や窪田自らが挑むアクションシーンや、京極と亮太のユニークな掛け合いも健在でさらにパワーアップしているという『ラストコップ』。誰よりも一番楽しむという唐沢寿明がいかに暴れているのか注目だ。

(取材・文 / 奥村百恵)
(写真 / RYUGO SAITO)
 衣装 / 川井貴子(松竹衣裳)、ヘアメイク / 松本美奈
information
ドラマ『THE LAST COP/ラストコップ』
10月8日(土)日本テレビ系 21:00スタート(初回15分拡大)

ドイツで2010年に放送開始し、2013年までにシーズン5まで制作された超人気シリーズ・原作「DER LETZTE BULLE(英題:THE LAST COP )」をリメイク。日本では2015年に地上波スペシャルドラマと、Hulu配信でヒットした“伝説の刑事アクションコメディ”が連続ドラマになって再び登場。30年間の昏睡状態から突如復活した「昭和の肉食デカ」京極浩介(唐沢寿明)と、「平成のザ・草食系刑事」望月亮太(窪田正孝)が常識無視の大暴走。最凶の凸凹バディが難事件に挑む。

出演:唐沢寿明
唐沢寿明、窪田正孝、佐々木希、黒川智花、竹内涼真・藤木直人・小日向文世、和久井映見ほか
(C) Nippon Television Network Corporation 2016.

あなたにおすすめの記事

 を検索