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LP レコード再燃 「JAZZ×レコード」大人の粋なライフスタイル

CULTURE
数年前からアナログ盤、“LP レコード”がヒットの兆し。生産・販売数が年々増え続け、レコード女子という言葉もさまざまなシーンで見聞きするように。そこで、何がヒットしているのか、改めてアナログレコードを調査・特集する。モデルの女性3名に実際にレコードを聴いて触れてもらい、その印象も聞いた。
INDEX

アナログレコード再燃のカギは、若年層の取り込みと、新鮮な音楽体験

2015年、レコードの生産数は66万2000枚を記録し、前年2014年に比べ65%も増加している(日本レコード協会統計より)。CDの売れ行きが低迷しているといわれるなか、アナログレコードはその勢力を拡大している。ライトユーザー層に向けたアナログレコードの単行本も出ているほか、レコード専門誌でも女性や若者向けの記事を見かける。

レコードブームが加速した2014年に音楽業界誌「コンフィデンス」で掲載されたアナログレコード特集によると、若者層には「面倒臭さを愛おしむ価値観」が生まれているという。自らの手で再生させ、パッケージを所有し、曲の良さを味わうことで音楽を聴くことの素晴らしさに今一度気づくきかっけになっているそうだ。スマホやヘッドフォンで音楽を聴き慣れた人たちにとって、スピーカーやアンプからの音の聴こえ方の違いも新鮮なようだ。そこで、今のレコード関連の話題をチェックしてみよう。
TOPICS 01
アナログレコード市場は右肩上がりで成長中
冒頭にも記載した通り、2015年(昨年)は前年比で65%の生産数増加(レコード協会統計より)。2010年以降の推移を見てみると、2013年以外はすべて、前年度の販売枚数を上回っており、2015年の上昇率はかなりのもの。2016年も期待されている。
TOPICS 02
HMVのレコード専門店が好評につき新宿アルタ店10月オープン
2014年に渋谷に大型のHMVのレコード専門店がオープンし、レコード業界の売上増に貢献したといわれている。2016年10月1には新宿ALTA内にレコード専門店の2号店がオープンし、レコードを中心に10万点のアイテムを取り扱う。ファッションビルの中に大型のレコード専門店が入ることで、若者層、女性層に新たなファン開拓につながりそうだ。
TOPICS 03
書店でレコードが買える!?
デアゴスティーニからレコードが付属したコレクションブック・隔週刊『ジャズ・LPレコード・コレクション』が9月27日に創刊。書店でレコードが販売されることになり、さらにアナログ盤が身近に。CD・レコードショップ以外でユーザーとの接点が増えることになり、さらにアナログ盤が身近に。CD・レコードショップ以外でユーザーとの接点が増えそうだ。
(公式サイト)http://deagostini.jp/jzr/
TOPICS 04
レコードショップもアナログブームに注目 レコードファンへの訴求強まる
タワーレコード広報部担当者にレコードブームについて聞いたところ、「アナログレコードの人気はすでに定着した印象です。価格、サイズともに気軽に購入できるアナログプレイヤーも人気です」とコメント。また、タワーレコードではオンラインショップでもアナログレコードのリリース情報ページを設けるなど、レコードファンへの訴求を行っている。

女性も憧れるアナログの存在感と大人の雰囲気

アナログレコードブームのひとつの要因は、昔からのレコードファンだけでなく、新しいファンを増やしているところ。20代の若い世代や、女性からのファンが増えているということだ。そこで、レコード未体験の人にとってどんな反応があるのか調査。情報感度の高いモデル3名に実際にLPレコードに触れてもらい、その感想を聴いてみた。
  • Profile 早川 愛さん ファッション誌への出演のほか、サーキットクイーンなどの経験もある。

    Profile 早川 愛さん ファッション誌への出演のほか、サーキットクイーンなどの経験もある。

  • Profile 上野 仁美さん ファッション誌、ヘアカタログほか、広告企画を中心にモデルとして活動中。

    Profile 上野 仁美さん ファッション誌、ヘアカタログほか、広告企画を中心にモデルとして活動中。

  • Profile 刀根 あゆさん 読者モデルとして活動するほか、ミュージシャンとしても活動。仮想ライブ空間SHOWROOMに出演中。

    Profile 刀根 あゆさん 読者モデルとして活動するほか、ミュージシャンとしても活動。仮想ライブ空間SHOWROOMに出演中。

レコードは優秀なインテリアアイテム
――レコードが注目されていますが、女性から見るとどんなイメージでしょうか?
早川 父が昔からレコードを聴く人だったので、親しみはありますね。こだわりがある人が楽しんでいるイメージです。

上野 やっぱり、若い人よりは、大人の方が聴くイメージがあります。きっと、家での過ごし方を充実させたい人がレコードを聴くのかな。
刀根 私は今までレコードに触れたことがありませんでした。やっぱり、年上の男性が聴くというなんとなくのイメージですが、カッコイイとは思います。

上野 私は、家の中の雰囲気作りや気分を整える時に音楽を聴きます。それがレコードだったらオシャレですね。レコード自体がインテリアの要素はあるかも。そう思うと、散らかった家にレコード(プレーヤー)は似合わないですね。オシャレに演出したいかな。

刀根 休みの日の朝食シーンにコーヒーと一緒にレコードを楽しんでみたいですね。
レコード=ジャズ?
(ジャズのレコードをかけて)実際にレコードの音楽を聴いてみた感想は――?
早川 自分でレコードをかけたことがないから、すごく新鮮です。針を落とすのが緊張しちゃいます。今かかっているものは・・・ジャズですか。

刀根 改まって聴いたことがないジャンルですけれど、お店…バーやカフェ、オシャレな店でこういう曲がよく流れていますね。
上野 レコードって、すごく大きいんですね。私は、ジャズは「書斎のソファでお酒、ウイスキーとかブランデーを片手に」という人を想像しちゃいます(笑)。ムーディーですね。

刀根 わかります。経済的にも余裕がある人なんでしょうね。

――ジャズを聴いた感想は、レコード自体に持たれていたイメージと似ていますね。

早川 確かに!そこは同じ印象ですね。

上野 うん、レコードとジャズは似てる。家での過ごし方を充実させている感じがします。

早川 でも、聴いていて気持ちいいから、何もしたくなくなっちゃいそう(笑)。音楽を聴きながら、ぼーっとする時間を過ごしてみたいかも。

刀根 やっぱり大人の余裕ある男性のたしなみ、って感じですね。音楽的なことは難しそうで分かりませんけれど、すべてをレコードにつぎ込んでいる人はちょっと…(笑)適度な距離でレコードを楽しんでいる人は素敵だと思います。
ジャズを聴く大人の男はカッコいい!?
早川 レコードもそうですけれど、ジャズは音楽にもこだわりがある男性が聴くイメージがありますね。熱心に語られても分からないので困るときもありますけれど…(笑) そういうこだわりって、やっぱり心に余裕がある方だと思うんです。

刀根 うん、余裕ない人よりもやっぱり余裕がある人の方がステキですよね。レコードが流行っているのは、余裕がある人が増えているからなのかな。

早川 女性っぽいかわいいデザインのプレーヤーがあったら欲しいですね。自分ではまだプレーヤーを買うまで考えていないですけれど、贈り物としてもらったら、女性でもうれしいと思います。…かわいいデザインのプレーヤーがあるなら考えようかなぁ。
上野 音楽のある生活って素敵だと思います。私は料理をするとき、朝と夜寝る前に音楽を聞いています。レコードは存在感があるから、BGMとして家の雰囲気作りにすごく良さそう。例えば、大事な記念日に、ジャズを聴きながらいいお酒と一緒に食事を楽しむ、そんな演出をしてくれる男性は素敵だと思います。大人の楽しみ方ですよね。


音楽に詳しくない女性から見ても、レコードには素敵なイメージがあることが分かった。スマホでもネットでも気軽に音楽に触れられる今だからこそ、レコードに針を落として、その時間を楽しむという特別感がレコード人気の理由なのかもしれない。“こだわりの音楽体験”はもちろんだが、イマドキはライフスタイルの充実にレコードを活用をする時代になっているようだ。
information
レコード入門編におすすめ!
隔週刊『ジャズ・LPレコード・コレクション』 (デアゴスティーニ・ジャパン)
9月27日創刊 

ジャズ界に歴史を刻んだ名盤のLPレコードが毎号付属する、「書店でレコードが買える」という斬新なコレクションシリーズ。マイルス・デイヴィス、ジョン、コルトレーン、ビリー・ホリデイ、チャーリー・パーカーなどジャズ界の巨人たちの名盤が隔週で登場。LPレコードは発売当時のジャケットデザインを採用し、名盤を新譜としてコレクションできる。アルバム制作秘話や時代背景など、ジャズファン垂涎の読み応え十分なライナーノーツにも注目。
Line UP
創刊号 特別価格990円
マイルス・デイヴィス『Kind of Blue』
収録曲:/So What/Freddie Freeloader/Blue In Green/All Blues/Flamenco Sketches

第2号 特別価格 1990円
ジョン・コルトレーン『Blue Train』
収録曲:Blue Train/Moment’s Notice/Locomotion/I’m Old Fashioned/Lazy Bird

第3号以降通常価格 2980円
(第3号)ビリー・ホリデイ『Lady in Satin』、(第4号)チャーリー・パーカー『Now’s the Time』、(第5号)デイヴ・ブルーベック『Time Out』以降続々登場。全85号刊行予定。

Information
創刊号〜第15号を購入した人全員にレコードクリーナー&クリーナークロスをプレゼント。

(公式サイト)http://deagostini.jp/jzr/


supported by デアゴスティーニ・ジャパン
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