OLIVER

食欲を刺激する本・映画・音楽

CULTURE
マンスリーテーマに沿った作品を紹介する連載カルチャーコラム。今月のテーマは、食欲の秋にちなみ「食欲を刺激する作品」を案内人の方々から推薦いただいた。時代を超えて愛される名作に触れ、新しい興味の扉を開いてみては。
<BOOK>

誰もが知ってるあの食べ物の愛されている理由

菊地 武顕/平凡社

菊地 武顕/平凡社

BOOK1 『あのメニューが生まれた店』(2013年)

「カレーパン、つけ麺、小倉あいす…コンビニに行っても手に入れることができるものも多く、大体どこでも食べられるおなじみの59種類の定番食の発祥店と誕生の経緯を紹介している一冊。ほぼ1ページ大で載っている写真が実においしそうです。紹介されている品々は、利益のためというより、まず誰かのために考えられ、創意工夫を経てできたメニューが多く、長年にわたり愛されている理由も分かります。店舗の情報も掲載されているので、この書をガイドに発祥の一皿を巡ってみるのも面白そうです」

身近なチェーン店の良さを改めて実感する

村瀬 秀信/講談社

村瀬 秀信/講談社

BOOK2 『気がつけばチェーン店ばかりでメシを食べている』(2016年)

「『散歩の達人』で連載されていた人気エッセイをまとめたもの。他県の人間にはピンとこない地元密着型のお店から、全国規模、はたまた世界規模で展開している大手まで、メニューに始まり佇まい、お店の姿勢、盛衰史、思い出などなどチェーン店についてみっしり語っています。“あるある”と笑える話ばかりですが、著者がやさぐれている時に入った日高屋(ラーメン店)での話は泣けます。読んでいると、これまで特に味わいもせず、感想らしい感想もないまま利用していたチェーン店に駆け込みたくなります」

おおらかで優しく、かつ分かりやすい料理入門書

小林 カツ代/文藝春秋

小林 カツ代/文藝春秋

BOOK3 『小林カツ代のお料理入門』(2015年)

「まったくの初心者OK。自分の食べたいものを作りましょう、という言葉から始まり、ページをめくると最初のメニューが、「ひとりすき焼き」。肩の力が抜けてお腹が鳴ります。ご飯の炊き方から味噌汁の作り方、調味料のいろは、おかずは卵・魚・肉・野菜の料理がふんだんに載っています。文章はおおらかで優しく、注意点や大事なコツが頭に残り、レシピ自体は写真付きで分かりやすい。道具についても「とりあえずこれだけあれば」の紹介と選び方を掲載。この本を片手に自分の好きなものを好きなだけ作ってみましょう」

美味しいの幅を広げるために…不味いを知る

小泉 武夫/新潮社

小泉 武夫/新潮社

BOOK4 『不味い!』(2005年)

「できれば美味しいものを食べたい。というより不味いものは、食べたくない。当たり前と言えば当たり前。美味しいものを美味しそうに書いた本はたくさんある中で、本書は唯一、“不味い”をテーマにした一冊。凄まじい内容です。20年ものの蛇酒を飲んでしまった時のエピソードを読んで、初めて文字でえずきました。ただ…不味いを知れば美味いの幅も広がるし、不味いの中にもとびきりの美味いがある…かもしれません。人間の貪欲で旺盛な食欲を刺激する本でもあります」
recommendation
リーディングスタイル株式会社
BOWLららぽーと海老名店 
書籍担当 岡本 草太さん

小田急線・相鉄線・JR相模線の海老名駅直結の好アクセスの書店。店舗公式Twitterで毎日オススメの本を紹介する【本日の一冊】が好評。また、随時本好きによる本好きのためのオリジナルフェアも展開している。
https://twitter.com/bowl_ebina

<リーディングスタイル株式会社>
スタッフが一点一点こだわってセレクトした、大人の知的好奇心を刺激する書籍と遊び心を刺激する雑貨を揃え、店内の書籍を試読できるカフェも併設するライフスタイル提案型のブックカフェを展開する「リーディングスタイル」。「マルノウチリーディングスタイル」はその旗艦店として東京・丸の内の商業施設「KITTE」4Fに出店。365日それぞれに推薦書物を展開する「バースデー文庫」などの企画は全国的にも話題になった。リーディングスタイルプロジェクトとして「solid&liquid TENJIN」「solid&liquid COMICOMI STUDIO MACHIDA」「スタンダードブックストアあべの」「BOWL 富士見/海老名」なども展開する。
http://www.readingstyle.co.jp/

information
マルノウチリーディングスタイル・カフェで10月9日12:00からテレビアニメ『3月のライオン』の公式カフェが12月30日まで期間限定でオープン。等身大キャラクターと撮影が楽しめるフォトスポットやアニメの名場面が楽しめるプチギャラリー、また応援メッセージなど、作品をモチーフにした内装や装飾で『3月のライオン』の世界観に浸れる。コラボメニューやグッズも多数用意する。

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