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小栗旬 「言葉にすればかなうと信じている」

数々の大作映画の主演を務めると同時に舞台などで着実に俳優としてのキャリアを築き上げてきた小栗旬。今年の出演作は『信長協奏曲』や『テラフォーマーズ』といった実写化困難ともいわれたコミック原作の実写化などバラエティに富んでおり、どんな役にもチャレンジしようといった意欲が感じられる。ずっと演じたかったという役にチャレンジした最新出演作『ミュージアム』で感じたことや、役者という仕事にどう向き合っているのか明かしてくれた。

30代になり、親になったことで挑戦できた役

巴亮介のサスペンススリラー漫画『ミュージアム』は、連載開始と同時に衝撃的な内容と独特な心理描写で読むものを震え上がらせた。『るろうに剣心』シリーズを大ヒットに導いた大友啓史監督が実写映画化し、小栗は猟奇殺人鬼「カエル男」から執拗に追いつめられる刑事・沢村を演じる。正義を貫く仕事を懸命にこなしてきた沢村は、カエル男の罠によって精神的にも体力的にも追い詰められていく。正義とは何かを考えさせられる。アクションシーンも満載で、精神面も“極限状態”を演じる今回のようなハードな役を小栗はずっと待ち望んでいたという。

「今だからこそ演じることができた役だと思っています。沢村のような役をやりたいと思っていてもなかなか機会がなかったですし、劇中で家族が重要な要素として登場する中で自分が親になったことが演じるうえで間違いなくプラスになりました。そう思うと今のタイミングで沢村を演じることができて良かったと思います」

アクションシーンも体当たりで演じ、ストイックなまでに極限状態を体現してみせた今作を、どのようなアプローチで挑んだのだろうか。

「沢村が一番追い込まれている“極限状態”のシーンを去年のクリスマスシーズンに撮影していたんです。街に出れば幸せそうな顔をして歩いてる人達を見てしまうし、家に帰ったら家族でクリスマスを過ごしたくなってしまう。それはさすがに沢村の状況を考えると僕が精神的におかしくなってしまうと思ったので、家族にも理解してもらってホテルと撮影所の往復以外は一切外に出ないようにしていました。ただ、こういうアプローチはある意味自己満足の世界でもあるので、完成した作品にきちんと現れていないと意味がないんですけどね」

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