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ORICON NEWS
須藤元気 SAKE・世界に誇る芸術品
入門編に薦めるのは、純米吟醸、純米大吟醸
「日本酒に触れてこなかった方におすすめするならば、やはりキャッチーなもの、華やかなものがいいんじゃないでしょうか。純米吟醸は香りも良いですし、なにより飲みやすい。冷酒だとより飲みやすくなります。この『寫楽』や、『東洋美人』なんかはおすすめですよ。飲むとみなさん“おいしい”っていうリアクションされます」
日本酒は水とセットで飲む
「絶対に酒をひと口飲んだあと、水(和らぎ水)も飲んでください。和らぎ水はおすすめ。僕も必ず飲みます。酒と同じくらいの量を飲みます。アルコールを分解するのに水が必要ですし、悪酔いを防止できます」
入り口として、まずはわかりやすく「日本酒をおいしい」と感じてもらうことが第一。飲むうちに味の違いは少しずつ分かっていき、もっと知りたいという人には熱燗の世界もおすすめするという。
忘れられないおいしい記憶・食べ合わせの思い出
「北海道のログハウスに住んでいたことがあったんです。その時に飲んだ日本酒の味が忘れられないですね。小屋の外の雪に酒ビンをつっこんでおいて、薪ストーブで暖かい室内で飲みました。地元の魚を食べながら、カニみそ集めて…日本酒で。まさに「最高」でした。その時飲んだ銘柄は静岡の『礒自慢』でしたね」
日本酒はこの先もっともっとおいしく進化する
僕でさえここ10年で日本酒は変わったなと感じる。間違いなくどんどんおいしくなっています。昔は杜氏が冬場だけ蔵にきて、作り終わったら帰っちゃう、という時代もありましたが、今はオーナー主導で意識を持って作っている蔵が増えています。気合が入っている。僕と同じ世代の若い方にどんどん世代交代をしているのが良い変化を生んでいるのではないでしょうか」