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夏にピッタリの「外に飛び出したくなる本」4選

CULTURE
 8月に入り夏本番モード。アクティブなこの時期にピッタリの「外に飛び出したくなる本」を、書店のマルノウチリーディングスタイル書籍担当が推薦する。真夏のひとときに、時代を超えて愛される名作に触れる読書タイムを楽しんでみては。

■永遠に古びない、新しい世界への好奇心を刺激する名作
『失われた世界』(アーサー・コナン・ドイル、伏見威蕃 訳/光文社)

 「“わたしは素朴な考えをまとめあげたのである。半分おとなの少年か、半分少年のおとなに、一時間の楽しみをあたえられることを願って”という素敵な序文から始まる、シャーロック・ホームズシリーズのコナン・ドイルが描いた冒険活劇。数々の名言、豊富な挿絵、驚きに満ちた展開とロマンチックなラストが、つかの間かもしれませんが読者がかけている常識のタガを外し、好奇心についた埃を払ってくれます。百年以上前に作られた物語ですが、きっと永遠に古びないでしょう」


■子どもの頃の“未知への欲求”が蘇る
『昆虫とあそぼう』(とだ こうしろう/戸田デザイン)

 「子供の頃は虫取りが好きで、虫さされも気にせず草むらに飛び込んでいたのに、大人になるにつれて虫に触ることに積極的でなくなり、むしろあまり触りたくなっているのは未知への免疫がついてしまったからなのでしょうか。身近な昆虫の絵図鑑である本書を眺めていると、カブトムシのツルツル具合、セミを捕まえた時に手にくる振動、バッタのお腹の柔らかさ、蝶の脆さや草の匂いなど忘れかけていたものがありありと蘇ってきて、もう一度昆虫を探し追いかけたくなります」


■とある女の子の新たな世界への旅立ちに刺激される
『コドモノセカイ』(岸本佐知子 編集/河出書房新書)

 「世界の大体のことは、実際に見て、触れ、嗅ぎ、食べて体験してみて初めて分かることの方が多いはずなのに、分かったつもりで満足しがちな毎日。本書の中に収録されている“七人の司書の館”を読むとそんな怠け者の自分を叩き起こしたくなります。図書館の中で司書と本に育てられた女の子が、成長して外に旅立つまでを描いた本作を読むと、試したことのないショートカットキーを押したくなったり、食べたことのないフルーツを買ってみたり、何かしら挑戦をしたくなります」


■思うままの散歩は最高の贅沢
『歩く人』 (谷口 ジロー/小学館)

 「タイトル通り、男性がひとり歩いて、鳥を見たり木に登ったり夜中のプールに忍び込んでひと泳ぎしたりする、ある日ある時の日常を描いた漫画。台詞も効果音の一文字もない話もあるほど静かでストーリーも起承転…という風に穏やかで、作中に独特の時間が流れています。 読んでいて、何を求めるでもなく自分の思うままひとりで散歩することはお金も時間も準備もいらない最高の贅沢なんだと気付かされ、主人公のように“ちょっと歩いてくるよ”という気分になります」


(推薦者)
マルノウチリーディングスタイル
書籍担当 岡本 草太さん

スタッフが一点一点こだわってセレクトした、大人の知的好奇心を刺激する書籍と遊び心を刺激する雑貨を揃え、店内の書籍を試読できるカフェも併設するライフスタイル提案型のブックカフェを展開する「リーディングスタイル」。「マルノウチリーディングスタイル」はその旗艦店として東京・丸の内の商業施設「KITTE」4Fに出店。365日それぞれに推薦書物を展開する「バースデー文庫」などの企画は全国的にも話題になった。リーディングスタイルプロジェクトとして「solid&liquid MACHIDA/TENJIN」「スタンダードブックストアあべの」「BOWL 富士見/海老名」なども展開。

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