OLIVER

ニュージーランドで世界的映画に携わる日本人アーティスト、Masa氏の仕事とライフスタイル

CULTURE
 映画のロケ地として人気が高いニュージーランドの首都・ウェリントンに、アカデミー賞に何度も輝く名門デザインスタジオ、ウェタ ワークショップがある。『ロード・オブ・ザ・リング』や『ホビット』『アバター』をはじめとする世界的大作を次々に手がける同スタジオで、1人の日本人アーティストMasa Ohashiが活躍している。ニュージーランドに行き着いたきっかけ、彼のライフスタイルについて聞いた。

 「父が造形関係の仕事をしていたので、もともと自分も美術・造形に興味がありました」というMasa氏。ニュージーランドに来たのは25歳のとき。ワーキングホリデーで滞在している間に、ニュージーランドの映画産業が盛り上がりを見せ、すでにハリウッド映画をはじめとする映画界が注目するデザインスタジオであったウェタ ワークショップで見事採用となり、今に至る。

 そんなMasa氏が手がけた中の1つが、首都・ウェリントンの空港内にも一時期飾られていた『ロード・オブ・ザ・リング』や『ホビット』のキャラクターで知られる巨大なゴラムである。

 「このようなキャラクターはたいてい粘土で製作することが多いのですが、ウェリントンの空港の天井に吊るした巨大ゴラムは、軽量な発泡スチロールで製作しました。発泡スチロールで製作することは『ホビット』を担当するまでやったことはなかったのですが、日本で札幌雪まつりの氷の彫刻を手がけていたことで、その技術を発泡スチロールに活かすことができました」(Masa氏)。日本で磨いたMasaさんの繊細かつ確かな技術は、世界的映画で高い評価を受け、現在も多くの作品を手がけ続けている。

 そんなニュージーランド・サクセスストーリーを地で行くMasaさんは、すでにニュージーランドで永住権も取得し、家族も持つ。多忙な業界で働きながらも、ワークライフバランスの環境の良さも魅力だという。

 「ここの人たちは、1つ1つの仕事を丁寧にこなしながらも、スケジュールにあわせて切り替えるのがうまいので、オフの時間をしっかり取ることができます。それに、ニュージーランドはご覧のとおりの大自然がすぐそばにあるので、 ちょっと散歩に行って自然を満喫したり、バーベキューをしたり、少し運転して田舎に行き釣りやアウトドアを楽しんだりと、息抜きしやすいんですよね。なので、基本的にリラックスしている人が多いような気がします」

 今回のインタビューに協力してくれたMasaさんが所属するウェタ ワークショップの施設 「ウェタ・ケーブ・ワークショップ」では、20年に及ぶ映画制作のクリエイティブな現場を間近に見ることができるツアーを開催中。映画に登場した模型や小道具のほか、最新のプロジェクトなどを見学できるとあって人気が高い。

タグ
  • Facebook
  • Twitter
  • Google+
  • Pinterest

OLIVER SPECIAL INTERVIEW

  • 北野武
  • MIYAVI
  • ISSA(DA PUMP)
  • オダギリジョー
  • 玉山鉄二
  • 古谷徹
  • 長渕剛
  • 長渕剛
  • 伊勢谷友介
  • 小林武史
  • 窪塚洋介
  • 藤原竜也
  • 長澤まさみ