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シャルケ内田篤人、復活間近の心境「引退だと言われた方が燃える」

CULTURE
 ドイツのプロサッカーリーグ・ブンデスリーガの「シャルケ04」に所属する内田篤人。2015年、右膝の怪我から休養に入り、昨年末には1年9カ月ぶりに復帰を果たした。そして2017年1月下旬からブンデスリーガのシーズンが再開。内田選手のリーグ後半戦での完全復活・ピッチでの雄姿を心待ちにしているファンに、サッカー選手としてのこれからの目標を語ってくれた。

■ふり幅は大きい方が燃える

 「怪我が難しくて、復帰は無理だ、引退だ、と言われつつも、またスタートラインに立つことができました。復帰して今後どうなっていくのか問われることになりますが、これから頑張ろうとしている人にその姿を見せたい。サッカー選手を目指す人、つらい時に壁に当たった人の背中を押すような活躍をします。“やっぱ内田すごかったんだ”“やるじゃない”そう思われるような男でありたいです。新聞で引退の記事が出た時はありがたいと思っていました。ふり幅は大きい方がいいですから。それは本当によかったと思っています。ここから完全復活したら超かっこいいですよね」

■力の源は支えてくれた仲間との絆

 内田選手はこれまでのオフはもちろん、最近のリハビリの期間も、ずっと旧知の仲間とトレーニングをしてきた。怪我から日本代表を外れても代表チームの練習に参加し、所属のシャルケからも1年以上復帰を待ってくれる信頼関係ができている。

 「リハビリの間も復帰を待っていてくれたたくさんの人たちの存在が、パワーの源になっています」と、リハビリを乗り越えられたのは周囲の人々との“絆”があったからと明かした。つらいトレーニングの効果を上げるために内田選手が意識していることは“楽しさ”だ。「楽しくやらないと意味がない」というその真意を次のように語る。

 「高校のサッカー部の仲間が、僕が帰国するとホテルまで来てくれて一緒にトレーニングに付き合ってくれています。仲間と一緒ならハイテンションになれて、もっときつい練習、自分に負けないトレーニングができるんです。一人で真剣にやっていても、ある程度の範囲でブレーキをかけてしまう。それを突破するためには楽しさが必要。楽しさでつらいことを乗り越えられちゃうんです」

■サッカーで結果を出す。そのほかは自由でありたい

 自分の道を突き進むプロのスポーツ選手である一方で、女性誌の表紙を飾ったり、バラエティ番組に出演したりと多彩な顔を持つ内田選手。多彩なフィールドで活躍する、内田篤人流の人生の楽しみ方を問いかけてみた。

 「僕らは芸能人のように人気商売ではないので、特に人から好かれる必要はありません。だからメディアに出させていただくときも聞かれると好きな事を言っちゃう。“なんだよ内田”って言われてもサッカーで結果を出せば問題ないので(笑)。好かれるに越したことはないですが…僕は自分の見せ方は自由だなって思っています。本田圭佑さんみたいに力強くサッカー選手としての姿を見せる方もいますし、僕みたいに何とも思っていない人はジャージでそこら辺をうろうろします(笑)。あまり人の目は意識していないですね」

 「僕ももうすぐ30代になります。サッカー選手は引退の平均年齢が26歳、27歳といわれ、僕はその平均年齢を超えました。サッカーでいうと年上も年下もいる。20代になかった余裕も生まれてきて、本当の意味で社会の厳しさが見えてくるんじゃないかな。その荒波を楽しんでいければいいなと思っています。精神的にもサッカーだけでない余裕を持って、下の世代の選手が憧れるような30代になっていきたいと思います。…シブいおじさんになりたいですね」

 心のままに生きつつも、芯となる部分では黙って結果を出すから多くは語らない。内田篤人はそんな日本男児的な考えを持っていた。リーグ後半戦、そして来シーズンの活躍に注目だ。

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