OLIVER

深津絵里、最新映画の撮影秘話「撮影隊もサバイバルだった」

CULTURE
 女優・深津絵里が出演する映画『サバイバルファミリー』が11日に公開される。約1年ぶりとなる映画の出演や過酷だったというロケ撮影の思い出、女優としてのインタビューに答えてくれた。

■苦しくても楽しく生きようとするのが母親

 本作品は、突如「電気」と「電化製品」がすべて使えなくなってしまった状況で、平凡な一家・鈴木家が生き延びていくために、東京を脱出して実家のある九州を目指し自転車で旅立つという物語。まずは約1年ぶりの映画出演への想いを明かした。

 「今作はオリジナルの話なので、やはりそこが一番の見どころ。お話に力があり、そこに惹かれて出演したいと思いました。タイトル通り、どうやって生き残れるのかという、知識のないダメな家族が生き延びようとするお話です。設定だけ聞くと悲惨な気がするのですが、リアルすぎず、怖い瞬間も笑ってしまう瞬間もあり、とてもエンターテインメントな作品です」

 亭主関白だけど何もできない、さえない父親(小日向文世)と大学生の息子、オシャレに余念のない女子高生の現代的な家族。そんな鈴木家の母・光恵を深津が演じる。これまで働く女性を演じる機会が多かった深津にとって、母親役は長いキャリアのでも2度目だという。

 「これまでは職業を持っている女性役が多かったのですが、今回は専業主婦です。お母さんって“苦しい状況を楽しく生きようとする存在”なのかなと思います。お母さんが大丈夫だっていったから大丈夫だ、と安心してもらえるような存在でいようと思いました。今回の天然なお母さんと自分に共通点は少ないと思いますが、楽観的なところ、なんとかなるんじゃないかって考えるちょっと図々しいところは似ているかもしれません(笑)」

■過酷な状況を楽しんだ“サバイバル撮影”

 「オールロケーションで撮影して、豚を追いかけたり、真冬の川に入ったり、そういうシーンのすべてが天気との闘いでした。テストをせずにぶっつけ本番が多くて。一歩間違うと危険なこともあったし、緊張感をもって臨みました」と、これまでの女優のキャリアの中でも本作品の撮影は過酷な状況だったという。

 「今回の撮影は、“こういうリアクションかな”と、台本を読んでイメージしていたことが何も通用しませんでした。これまでの人生で、生きている豚に触れたことがなかったし、どういう風に追いかければいいのかはもちろん、捕まえ方も当然わからない。でもそれがこの映画ではリアルなこと。着ている服もボロボロになって、お風呂も入れなくて水も食べ物もない状況。役作りすることがナンセンスで、自分がお芝居をしているという感覚がまったくない作品でした。それよりも2カ月にわたるハードな撮影をどう乗り切るか、自分の身を守ること、健康管理を考えていたと思います」

 そんな過酷な環境ながら、楽しみながらロケを続けたようだ。「私は趣味がほとんどないんでが、アウトドアなものが大好きです。山登りもしないんですけれど、アウトドアのお店に行くのだけはすごく好き(笑)。なんだかワクワクするんですよね。これがあったらすごく便利だなとか、こんな寒いところに行くならこれが必要とか、これは水に濡れても全然平気なんだ、とか…。こんな状況で使える!と想像するのが好きなんです。といっても今まではそれを活用する機会はなかったのですが、今回の撮影現場ではその道具が存分に活用できて、うれしかったですね」

 出演者たちも“サバイバル”だったという作品『サバイバルファミリー』は2月11日公開。

タグ
  • Facebook
  • Twitter
  • Google+
  • Pinterest

OLIVER SPECIAL INTERVIEW

  • キアヌ・リーブス
  • 真田広之
  • 窪塚洋介
  • 西川貴教(T.M.Revolution)
  • 藤原竜也
  • 長澤まさみ
  • 竹原ピストル