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INORAN(LUNA SEA)、テキーラ愛を語る「喜びを共有する友のようなもの」

CULTURE
 ソロデビュー20周年を迎えるロックバンドLUNA SEAのギタリスト・INORAN。過去には自身のオリジナルボトルをプロデュースし、3月12日に行われたアジア最大級のテキーラの祭典「TEQUILA FESTA 2017 in TOKYO」にゲスト出演するなど、テキーラ好きとしても知られる。オリコンのメンズWEBマガジン・OLIVERでは、ライフワークの一つとなっているテキーラへの愛と、INORAN流の人生の楽しみ方について語ってもらった。

■テキーラは、喜びを共有する友のよう。存在がハッピー

 「僕はLUNA SEAのほか、Muddy Apesというバンドで活動をしているのですが、バンドの基礎を組んだ時にフロリダでレコーディングをしたんです。海外のバンドがすべてそうではないですが、やっぱりみんなよく酒を飲むんですよね(笑)。いざレコーディングの時にも、休憩でも、楽屋でも、リハでも、本番でも、打ち上げでもやっぱり酒を飲む。そういうシーンでは自然とテキーラがありました。日本人にとってテキーラは“罰ゲーム”とか、“早く酔うための酒”というイメージもあると思いますが、そうではないテキーラの良さをフロリダ生活で体験したことが、テキーラに関わることになったきっかけですね」

 テキーラといえば、ショットグラスで一気に流し込む「ショットガン」スタイルのイメージが強いが、あれは飲み方の一部。INORANは、ロックで酒本来の味を楽しむ飲み方を推奨している。

 「その後、テキーラの輸入元の方と知り合う機会があって、そこからまたイベントオーガナイザーやテキーラに携わっていく人とつながっていきました。その中でも印象に残っているのが、メキシコの諺で「楽しい時も、悲しい時もサル―(乾杯)」という言葉。それくらいメキシコでテキーラは人生に根付いたもので、なんて素晴らしいものなんだと思ったんです。テキーラは“存在がハッピー”なんですよね。ソロアルバム『BEAUTIFUL NOW』では、「2Lime s」という曲を作りました。テキーラを飲んでいるシーンをイメージした曲で、「気分がいいから(ライムを)2個入れてくれ」ってことですね」

■人との時間を楽しむ、“人をつなぐ酒”

 「テキーラの魅力のひとつは、ウンチクめいていないこと。例えばワインもモルトも日本酒も素晴らしいお酒ですけれど、多様性があって、どこかウンチクめいてところがありますね。テキーラは、愛している皆が“本物を討論するよりも、飲もう”というスタンス。そこは人間と一緒じゃないですか。ものすごいキャリアがあるとか、有名だからといって人間性が素晴らしいとは限らないですよね。関わる人も含めて、テキーラはすごくフランクな酒なんです」

 「ライブで全国を回る際には、知り合った人たちが全国にあるテキーラバーを紹介してくれたり、携わる人たちのしっかりしたネットワークができているんですよね。これまでは他の酒も嗜んでいましたが、それまでの人生になかったものをテキーラによって得ることができました。テキーラは一般的には“強いお酒”ですが、僕はそこまで酒に強くないので、おいしいものを適量飲んでいくというスタイルです。お酒の魅力は、飲むって行為そのものじゃなくて、人と時間を共有すること。「フェンダーのギターが好き」、「お気に入りのブランドのデザイナーが作る服が好き」というイメージで、テキーラという存在が好きなんです」

 酒は人と過ごす時間を良くしてくるもの、その中でも特にテキーラは人とのつながりを広げてくれる、友のような酒だという。ライフスタイルの充実に欠かせないツールとしてテキーラを楽しんでいるようだ。INORANが大切にしているのは、その瞬間のバイブスであり、人生を豊かにしてくれるフィーリングやエネルギーを感じられるもの。テキーラの存在は、INORANが人生を楽しむために大切にしている考えと似ているようだ。

■「笑みを生み出す男に」

 「なんとなく生きていくのはもったいないと思います。俳優だったら、ミュージシャンだったら…と、仕事人として目標を作るのも大切だと思いますが、それより一番大切なのは、“笑うこと”ですね。今日一日を無理してでも笑うこと、笑みが生まれる空間を作ること。メンズは特に、それを率先してやること。今自分の周りに笑みが生まれる空間、時間がないなと思ったら、作ってほしい。疲れることもあると思うけれど、そういう時に支えてくれる友を作っておきたいですね」

 2017年は、INORANのソロ20周年イヤー。アニバーサリーアルバムの年内リリースを目指して制作中だ。最後に、音楽人としてのこれからを語ってもらった。

 「アルバムは、チームINORANらしいものにしたいと思っています。考えは日々変わるものですから、それを具体的に説明するのは難しいのですが。明日雨が降れば変わるし、晴れたら…? このインタビューを受ける前と後じゃバイブスが全然違う。そういった積み重ねを経て、“20年たった今の自分が考えているINORANらしいもの”を突き詰めていきたいと思います。料理人に例えたら、ミシュランの星をもらっていない状態で、まだまだ発展途上です。20周年、前を向いて生きていたいです」

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