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さいとう・たかを氏『ゴルゴ13』休載なし50周年に感謝 “お蔵入り”の過去も告白

CULTURE
 人気漫画『ゴルゴ13』の作者さいとう・たかを氏が7日、都内で行われた『連載50周年記念特別展 さいとう・たかを ゴルゴ13』記者発表会に出席。1968年11月発売の『ビッグコミック』(小学館)に1回目の連載が発表されて以来一度も休載することなく、来年50周年を迎えることに「ありがたいことです。それだけよくやれたな、よく支持が続いたなという気持ち」と感謝した。

 『ゴルゴ13』は、スナイパーという題材にも関わらず幅広い世代に親しまれ、世相や社会・国際問題を描写。発行部数は2億部を超えている。

 連載開始からを振り返ったさいとう氏は「『ゴルゴ13』のなかに、自分の持っている価値観、常識に対する考え方をそれなりに描き込んでいって、読者がどう感じたのか私の方から聞きたい気持ち」とコメント。「あとどれくらい描けるかが問題。担当編集者からは、『50年は折り返し地点』と言われてびっくりした。頑張れる限り頑張りたいと思います」と笑った。

 今後興味ある題材には、「どうしても描けないような相手いますよね」と苦笑い。「これはお蔵入りになったのですが、イランのホメイニさんが偽物だっていう話を描いたら、イラン大使館からお小言をいただきましてね。イランの人も読んでいるのかって驚きました」と作品で描く難しさを吐露。「そういうこともあるので、(ゴルゴ13の)標的にしたい人はいっぱいいますが、なかなか思うように描かせてもらえませんね。できる限り、架空の面白い人物を出していきたいと思っています」と話した。

 同展では、全エピソードから厳選した原画39枚、名作とされる「海へ向かうエバ」から15枚をはじめ、初公開を多く含む計60枚を紹介。さいとう・プロダクション内の“武器庫”に保管されているモデルガンのコレクションから12丁の展示や、ゴルゴが愛用するアーマライト16を、安全対策を施したうえで構えて体感できるコーナーも行われる。

 また、作品を彩ってきた女性たちを1人1枚のショットで100人分紹介する企画のほか、分業制というシステムを確立したさいとう・プロダクションを再現し、制作の裏側と日本における劇画の歴史もたどる。

 同展は、2017年10月6日〜11月27日まで大阪文化館・天保山、2018年9月22日〜11月30日まで神奈川・川崎市民ミュージアムで開催。発表会には、監修の杉森昌武氏、同展の公式テーマ曲「13th Shot」を制作した山本恭司が出席した。

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