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JAY’ED、EXILE ATSUSHI プロデュースで再スタート「無様なことになっても前に進みたい」

CULTURE
 実力派R&BシンガーJAY’EDが3年ぶりのアルバム『Here I Stand』を6月22日にリリースする。「今、デビューしたての気持ち」と、自ら第2シーズンの幕開けと語る今作は、EXILE ATSUSHIがプロデュースすることでも注目されている。自らのアイデンティティでもある“歌”にかける想いをはじめ、EXILE ATSUSHIとの出会いやアルバム制作秘話などを語ってくれた。

■「歌にかける想いを表現したかった」

 「今回のアルバムは前作から3年ぶり、すごく時間が空いて“歌えることの幸せ”を噛みしめながら制作したアルバムです。アルバム『Here I Stand』のコンセプトで、一番最初に頭に浮かんだのは「リ・スタート」というキーワードでした。これまでのシンガーとしての自分を見つめ直した時、「Here I Stand」―今日ここに立って歌っている、たくさんの仲間に支えられてきたことを痛感しました」

 「ATSUSHIさんにデモを聴いてもらいながらコンセプトから説明して…自分の中の歌にかける強い決意をこのアルバムで表したい、と相談していたんです。技術的なことからいろいろなアドバイスをもらっていくうちにサウンドプロデュースとして入っていただくことになりました。ATSUSHIさんは大きなステージで全然違う景色を見て、広い視野で音楽に携わってこられた方なので非常に勉強になりました。プロデュースなのに提案という形をとってくれるんです。昔から、本当にお兄さん的な存在ですね」

 今作は、EXILE ATSUSHIが共同プロデュースしているが、2人の間には10年来の友情があったという。ATSUSHIとの出会いのエピソードを明かしてくれた。

 「約10年前、自分のライブが終わって友人を探していたら、バーにEXILEのMAKIDAIさん、USAさん、ATSUSHIさんがいて。その3人が自分の仲間と話していて驚きました。紹介された流れでATSUSHIさんの家で飲み直すことになったんですが、ATSUSHIさんの部屋でサシ飲みになってJodeci(ジョデシー)っていう90年台のR&BグループのDVDを見ながら、延々とブラックミュージック愛を語り合ったんです。「いつかこういう音楽を日本でもリリースしたい」「デュエットを女性シンガーとやってみたい。今のシーンだと誰がいいかな…」なんて、とにかくアイデアの多い人だと思いました。当時の僕はインディーズで、相手はシーンを席巻しているEXILEのATSUSHI。初めて会った僕にこんな話をしてくれて、好きなものもシンクロする部分があって、すごく嬉しかった。その時に「いつか一緒にやれたらいいね」と話していたことが今回実現したんです」

■どん底を経験し、3年ぶりに噛みしめた「歌うことの喜び」

 音楽を作れることを実感して本当に充実していたと語るJAY’ED。JAY’ED自身が、「デビューしたての気持ち」と、本作のアルバムから第2シーズンの始まりだと意気込む。

 「今の自分が音楽をやれることに対して大きな喜びを感じている。第2シーズンという意味でも、今回の作品の製作にあたって、デビューの時の気持ちとすごく近いんです。僕はこの3年間は、“この先も自分は音楽を続けられるのだろうか?”という心境になっていて、つまづいて、もがいていました。デビューした頃は、流れに身をまかせている部分もありましたが、今のほうが“自分がやりたいのは歌だ”という強い思いがあります」

 「僕自身がすごく弱くて、どうにでもなっちゃえという時期がありました。ライブをして生活をしていたのですが、それもシンガーとして大切だけれど、ライブを続けていて“過去の曲で勝負をせずに逃げている” ことに気が付いたんです。時間が経つにつれて勝負するのが怖くなってきて。昔の曲を歌うとお客さんは喜んでくれる。でも、ゼロから感動を作るのがアーティスト。このままじゃいつか自分は本当に“音楽”をできなくなってしまう。僕は今35歳、いい年で無様なことになろうが、全てをかけて音楽と歌に向き合おうと決めました」

■「挑戦は、人生を輝かせる」

 「新しいことをするのは大変ですが、それでもチャレンジしていなかった時よりも充実して、生き生きしている。常に一生懸命でいるというわけではなく、目標を持って小さいことでも進めていくのが人生大事なんだと、今痛感しています。“いい年だから”って諦めてはいけない。どんな無様なことになっても、自分を変えることに常にチャレンジをしていきたい。音として、自分も年齢を重ねるなかで、変わっていくと思う。世の中は新しいものは出てくると思いますが、そこに敏感なアーティストでいたいですね」

 「何かにつまづいたり悩んだり弱ったりした時に、背中を押せるような歌をリスナーに届けたい。僕自身も、立ち上がってやろうという気持ちは持ち続けたいと思っています。音楽は、心が弱った時に気持ちを切り替えさせる力がある。僕自身が歌の力を信じて、リスナーと一緒に、一歩ずつ前に進んでいきたいです」
アルバム『Here I Stand』は6月22日にリリースされる。

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