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ISSA、デビュー20年の想い「何とでも言え、心は折れない」

CULTURE
 1997年にダンスユニット「DA PUMP」メンバーとしてデビューし、メインヴォーカルを務めるISSA。近年は音楽活動だけでなく、映画や舞台のフィールドでも活躍し、11月7日からスタートするロックミュージカル『ロッキー・ホラー・ショー』に出演。俳優としての自分をはじめ、「何と言われてもいい」と語るメンタリティー、デビュー20年目の振り返りなどを赤裸々に語ってもらった。


■役者としてのISSA

 「ロッキー・ホラー・ショー」は1973年にロンドンの小劇場で初公演され、映画化もされたリチャード・オブライエン原作のミュージカル。世界各国で公演が行われ、日本でもたびたび上演され、今回は前回から5年ぶり。ISSAは物語の謎に関わる重要な役での出演となる。アーティストとしてのイメージの強いISSAだが、役者の仕事はどう捉えているのか。

 「役者はデビューした当時からやってみたいことでした。僕らは生身の姿を見てもらってナンボの仕事だと思っています。人の前で実演する“舞台の仕事”はライブに近い感覚はありますね。ミュージカルは歌も踊りもありますし、もっとやっていきたいフィールドなので、お話をいただいたときはやらない手はないなと思いました」

 「元々DA PUMPとして「m.c.A・T」さんにプロデュースをしていただいて、曲や詩の世界観を“演じる”部分がありました。作品に共感して、その気持ちを表現をしてきたので、そういう意味では舞台も映像も芝居の仕事であることを特別意識することはありません。稽古現場は、濃いメンツがそろっているので、なんでもない会話がすでに面白いんです。休憩時間も笑いが絶えない。リラックスしながらやれているので、変な緊張感もないです。役者が心から楽しめている作品ですね」


■歌とダンスは自分の見せ場

 今作は、古田新太をはじめ、小池徹平、ソニン、武田真治らといった豪華キャストも注目。個性派ぞろい。楽しさは感じつつも、一流の役者が個性をぶつけ合う現場となる。その中でどのように存在感を発揮しているのか。

 「いろいろなジャンルで活躍している方が集結していますが、負けたくないというよりは…早くみんなのことがもっと深く知りたいという想いです。物語なので自分の台詞がなくてもお芝居はしているわけですが、その人の持ち場が華やかになるように意識をしています。『歌とダンスは任せてくださいよ』『自分の見せ場はとことんいかせてもらいます』っていう気持ちで存在感を発揮したいと思っています。今回のリフラフという役は不気味なキャラクターで、その不気味さもダンスで培ってきた体を使った表現として率先してやっています」

 また、今後も俳優の仕事は積極的に続けていきたいと明かす。この舞台を通じて気づいた成長もあったようだ。

 「今後も俳優としての仕事は受けていきたいですね。特にミュージカルを中心にやれたら最高です。今回の舞台も、20年DA PUMPとしてやらせていただいて、めぐり合わせというか、今だからできる仕事だと思います。17歳の自分にはこないオファーで、今だから表現できる部分もある。いいところをしっかり盗んで、役者の仕事で経験したことを新しい風としてDA PUMPの活動にも取り入れていきたい」


■デビュー20年の強い思い「何とでも言え、俺は折れない」

 1997年にDA PUMPとしてデビューして20周年。どんな20年間だったのか、振り返った想いを聞いた。

 「いろいろなことがありすぎて、“あっという間だった”というのが第一の印象ですね。4人で始めてから、今はグループの形が変わりましたけれど、20年やらせてもらっているのが本当にありがたいことですし、自分としてもよくやってこれたなと思います。逆にここからどこまで行けるのか楽しみです。何年続けられるかどうか分からない仕事ですが、やれる限り続けていきたい」

 近年の大きな試みとして記憶に新しいのが、2014年にDA PUMPが7人体制になって再出発の意を込めたツアー『DA PUMP EVOLUTION TOUR2014』。イオンモールを中心に全国12カ所の大型商業施設内で正真正銘の“無料ライブ”を行ったことが話題になった。その時の想いを語ってくれた。

 「無料ライブは自分らを下げる行為じゃないという思いでやっていました。僕らアーティストの仕事は見て聴いて体験してもらってナンボだと思っています。実際に無料ライブで足を止めた人、見に来てくれている人と間近でコミュニケーションできる一番の場所でしたし、やれてよかったと思います。昔からそうなんですが、僕は世間やメディアにどういわれようが知ったこっちゃない、“ドサ回り”と言われても“何とでも言え”と思っているんです。そうでないと20年はやってこれなかったんじゃないかな。周りの目を気にするよりも、信念を持って、それを行動として貫くことこそが大切なこと。折れない心を持つことが大事だと思っています」


■60歳になってもダンスヴォーカルを続けたい

 「次の20年の目標は…“歌い続けたい”のが一番ですね。歌手だけじゃなくて、今回のミュージカルもそうですが、歌をいろいろな仕事につなげていきたい。根本的に歌う事しかできないので…もちろん20年やってきていた経験がありますが、それにおごらずこれからも成長したいと思っています」

 「大船に乗って優雅な生活は望みません。常に危機感を持ってあがき続けていきたいですね。その方がきっと自分に向いていると思います。もうさらに20年続けたい。少年隊さんは本当にカッコいいです。信念を持つことのお手本だと思います。この先、いつまで生きられるかも分からないですし、踊れる限界もあると思いますが、60歳になってもダンスヴォーカルユニットを続けられたらカッコいいですよね」

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